【ドラフト会議】中日外れ1位 亜大・草加 岡山・創志学園時代の同期の阪神・西純と「勝負したい」

2023年10月26日 20:40

野球

【ドラフト会議】中日外れ1位 亜大・草加 岡山・創志学園時代の同期の阪神・西純と「勝負したい」
<ドラフト会議 亜大・草加>中日の指名が確定し、目を潤ませる草加(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 亜大・草加勝投手(21)が26日、ドラフト会議で外れ1位で中日とロッテから指名され、中日が交渉権を獲得した。 【指名選手一覧
 名前が2度も呼ばれた。ユニホーム姿の亜大・草加を囲むチームメートからは、野太い歓声が上がる。外れ1位ながら中日、ロッテが競合し、立浪監督がクジを引き当てて中日が交渉権を獲得。「まさか、競合していただけるとは思ってなかった。うれしい半面、驚きが大きかった」と素直な心境を明かした。

 最速153キロでカーブ、スライダー、ツーシームを操る即戦力右腕。「阪神の西純矢を高校からずっとライバル視してきたので、投げ合って勝負したい」と岡山・創志学園時代の同期の名前を挙げた。2年夏に背番号11で甲子園出場を果たしたが、西純の控え投手だった。「高校の時は、追いつける存在じゃなかった。努力しても、手の届かなかった存在」。先にプロ入りを果たした西純に少しでも近づくため、厳しい練習で知られる亜大に入学した。

 大学4年間で心身ともに鍛えられた。肩車や手押し車など12種目を400メートルずつ行う「やりがい」と呼ばれる伝統のメニューで強化。やり抜いたことで自信をつけ「(西純にも)精神面では負けていない。どんな場面でも緊張しなくなった」と1位指名されるまでに成長を遂げた。

 指名後には西純から「お互い、頑張ろう」とLINEが届いた。「チームの大黒柱になりたい。息の長い選手を目指してやっていきたい。名古屋の皆さんに愛される選手になりたい」と初々しい表情で誓った草加。再び西純と同じ舞台に立つ。まだまだ遠くに見えるライバルの背中を、必死で追いかける。

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