報徳学園 いきなり愛工大名電と「名門対決」 準Vに終わった昨春の雪辱へ 間木主将「全国制覇を一番に」

2024年03月09日 04:45

野球

報徳学園 いきなり愛工大名電と「名門対決」 準Vに終わった昨春の雪辱へ 間木主将「全国制覇を一番に」
組み合わせが決まりポーズする愛工大名電・山口主将(左)と報徳学園・間木主将 (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 昨春選抜で準優勝の報徳学園は、強豪・愛工大名電との初戦に臨む。1回戦屈指の好カードであると同時に、大会5日目以降に登場するブロックは8校のうち5校が優勝経験校の激戦区となった。それでもエース右腕で主将の間木歩(3年)は「どこと当たっても厳しい試合になるだろうなと思っていた。想定内だと思っています」と冷静に受け止めた。
 投手2枚看板のもう1人で、今秋ドラフト候補に挙がる今朝丸裕喜(3年)も気合十分だ。抽選会の様子をチームメートとともに見届けたという最速150キロ右腕は同校で取材に応じ、「どこが来ても関係ないという気持ちでやっていたので、抽選の結果は気にしていないです」。昨春選抜決勝の山梨学院戦では間木が先発し5回途中6失点。救援した今朝丸もダメ押しの2ランを浴び、流れを止められなかった。出場校中3位のチーム打率・393を誇る強力打線は、初戦の相手にとって不足なし。2年生だった昨年からの成長を披露するにあたり、聖地のマウンドは、これ以上ない舞台となる。

 OBでもある大角健二監督は「僕はここで松坂を引きました」と自らが主将として出場した98年選抜で松坂大輔を擁する横浜(神奈川)との対戦となった経験を思い出し、苦笑。「まずは初戦を勝つというところ。今年も生徒を信じたいと思います」と続け、高崎健康福祉大高崎、東邦(愛知)、仙台育英(宮城)、大阪桐蔭という難敵を連破した昨年の再現を期待した。

 「昨年、成し遂げられなかった全国制覇を一番(の目標)にやっていきたい」と間木。22年ぶりの春の頂点に向け、最激戦区から歩を進める。 (石丸 泰士)

 ◯…報徳学園と愛工大名電は選抜初対戦。夏は81年準決勝(報徳学園3―1名古屋電気)、18年3回戦(報徳学園7―2愛工大名電)と報徳学園の2勝0敗。ただ兵庫勢と愛知勢は春夏通算で愛知勢が25勝20敗と優勢。

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