日本ハム・野村 チームのオープン戦1号 三塁定位置と4番奪回へ

2024年03月09日 06:00

野球

日本ハム・野村 チームのオープン戦1号 三塁定位置と4番奪回へ
<D・日>2回、ソロを放つ野村(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【オープン戦   日本ハム4―4DeNA ( 2024年3月8日    横浜 )】 待望のアーチが生まれた。日本ハム・野村佑希内野手(23)が、8日のDeNA戦で6試合目にしてようやくチームのオープン戦1号を放った。自身にとってもキャンプ後は初の一発に「(本塁打が)出たのはうれしいけど、(チームの本塁打は)僕自身は気にしてなかった。結果的にいいのが出てよかった」と振り返った。
 「4番・三塁」で出場した2回先頭。昨季のセ・リーグ最多勝左腕・東の初球のツーシームを捉え、左翼席ぎりぎりにスタンドインし「結果を出している投手から打てたのは良かった」。3回にも左前適時打とし、2安打2打点。オープン戦は出場6試合で打率・417と状態はいい。

 試合前には「ドラゴンボール」などで知られる漫画家・鳥山明さんが急逝したことが明らかになった。漫画「ドラゴンボール」を全巻読破し、2、3年前には映画「ドラゴンボール超(スーパー)ブロリー」も観賞。「当たり前のように小さい頃から身近にあった本だった」と悼んだ。

 漫画で多くの子供をひきつけた鳥山さんのように、今は自身もプロ野球で子供たちに夢を与える立場だ。このオフには母校・花咲徳栄がある埼玉県加須市の野球教室に参加し、地元の小学生と交流を深めた。「少年野球の子たちが凄い憧れの目を向けてくれる。そういう子たちが憧れるような選手を目指したい」と力を込める。三塁の定位置と4番奪回を目指す今季。この日の一発のようなアーチを何度も架け、スターへの階段を上がっていく。(田中 健人)

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