オリ・山岡が“脱スライダー頼み”で開幕ローテ入り猛アピール「友哉がスライダーありきじゃない配球を」

2024年03月09日 06:45

野球

オリ・山岡が“脱スライダー頼み”で開幕ローテ入り猛アピール「友哉がスライダーありきじゃない配球を」
<オ・巨>初回、フォークボールを投げるオリックス・山岡(撮影・後藤 正志)  Photo By スポニチ
 【オープン戦   オリックス3ー0巨人 ( 2024年3月8日    京セラD )】 オリックス・山岡が“脱スライダー頼み”で、開幕ローテーション入りへ猛アピールした。巨人戦に先発して5回2安打無失点。無四球かつ、2回以降は完全投球の圧倒ぶりだった。
 「テンポよくストライク先行でいけたのと、(森)友哉がスライダーありきじゃない配球をしてくれた。違う球でアウトを取ることができたんで、今日ぐらいの感覚でいけばスライダーももっと生きてくるかなと」

 昨季は全球種の中で最も高い41・8%の割合で投じた宝刀・スライダーを、この日は58球のうち13球に限定。バッテリーを組んだ森から「去年はスライダーに頼りすぎたのもあって、先発をやるということでいろいろな球種を使えた方がいい」と、明確な狙いを共有されてこの試合に臨んだ。山岡本人が「よかった」と振り返ったチェンジアップや、カーブやカットボールなどに加え、オフにドジャースの山本から助言を受けたフォークも駆使。最速149キロの直球も威力は十分で「テンポよく打たせて取ることもできた。色んな球種を試せて良かった」と汗を拭った。

 中嶋監督も「いいときのテンポというか。色々引き出しはあると思うんですけど、研ぎ澄まされている感じ」と高く評価した。今春はここまで実戦に3試合登板して計9イニングで無失点。19年には最高勝率のタイトルを獲得するなど実績十分の右腕は、「(山本由伸と山崎福也の)2人が抜けて大変だと思うんですけど、みんなで穴を埋めていけたら」と頼もしかった。
   (阪井 日向)

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