阪神・森下 元気いっぱいマルチ! 睡眠時間4時間も…侍から合流即フル出場「タイミング凄くいい」

2024年03月09日 05:15

野球

阪神・森下 元気いっぱいマルチ! 睡眠時間4時間も…侍から合流即フル出場「タイミング凄くいい」
<神・ヤ> 4回2死、阪神・森下は中前打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神5ー6ヤクルト ( 2024年3月8日    甲子園 )】 “駆けつけマルチ”に甲子園が沸いた。6、7日に侍ジャパンの一員として欧州代表戦に出場していた阪神・森下が、チーム再合流即「6番・右翼」で先発出場して2安打を放った。
 「自分の中でもいい形でバットを振り出せている。タイミングは凄くいい。あとは右翼方向の打球を、もっと“かんだ”ような打球にできれば一番いい」

 3回無死二塁から三塁強襲打、4回2死から中前打し、今春オープン戦初のチーム2桁安打を誘発した。今回の侍ジャパンでともにプレーしたヤクルト・村上、塩見らが欠場する中で、フル出場を果たして元気いっぱいの姿を披露した。

 ハードスケジュールも何のそのだ。前夜は欧州代表との第2戦を終え、バスで帰路に就いたのは午後10時過ぎ。大阪市内のホテルで1泊し、この日の午前7時に兵庫県西宮市の虎風荘へ向けタクシーに乗車。寮での身支度もそこそこに同8時過ぎに甲子園球場へ到着。睡眠時間はたった4時間。「(前夜は)ご飯食べてゆっくりして…あんまり寝てない」。眠たい目をこすりながら、同9時開始の早出練習から参加した。

 各地で行われたオープン戦5試合で、出場した侍野手は森下のほかに同僚の中野、中日・石川昂の3人。うち複数安打は森下のみ。日の丸を背負って一皮むけた23歳が、今季初となる聖地でのプレーを存分に満喫した。

 「結果を残そうと思って当てにいくより、しっかり振った中で自分の打撃を見つける、というのをやってきた。そこを変えなかったから、強いスイングのまま、理想とするスイングに近づいている」

 打撃に手応えを感じる一方、守備には課題を残した。4回から就いた中堅で8回に痛恨の落球。「近本さんに何かあった場合、しっかり守らないといけない」。反省の弁ながら、それもシーズンを見据えるからこそ。開幕まで残り3週間。浮沈のキーマンが「3・29」へ攻守にギアを上げていく。(八木 勇磨)

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