田崎史郎氏 自民安倍派幹部の処分の動きで見解「森喜朗元総理が麻生副総裁に会って、安倍派の幹部を…」

2024年01月26日 11:18

芸能

田崎史郎氏 自民安倍派幹部の処分の動きで見解「森喜朗元総理が麻生副総裁に会って、安倍派の幹部を…」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が26日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について言及した。
 安倍派幹部の立件が見送られたことに国民の不満が高まっていることを受け、自民党内では、同派の塩谷立座長や、派閥を取り仕切る事務総長の高木毅・前国会対策委員長ら幹部の責任論が噴出。「党の役職停止」「離党勧告」などの処分を求める声が上がっている。

 裏金事件を巡り、東京地検特捜部は19日、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で、自民党の安倍派(清和政策研究会)、二階派(志帥会)、岸田派(宏池会)3派の関係者(会計責任者、元会計責任者)を立件した。3派閥の政治資金収支報告書への不記載は総額で17億円超に上った。

 安倍派と二階派は、パーティー券の販売ノルマ超過分を収支報告書の収入に記載せず、議員側に還流していた。特捜部は安倍派の裏金づくりは組織的で悪質とみて、重点的に捜査。実力者「5人衆」の松野博一前官房長官(衆院千葉3区)、西村康稔前経済産業相(衆院兵庫9区)、高木毅前国対委員長(衆院福井2区)、萩生田光一前政調会長(衆院東京24区)、世耕弘成前参院幹事長(参院比例)、下村博文元文部科学相(衆院東京11区)、塩谷立元文科相(衆院静岡8区)の幹部議員7人を任意で事情聴取したが、立件できないと結論付けた。

 田崎氏は「松野氏を含め事務総長経験者の塩谷氏、下村氏、西村氏、高木氏は離党とまでいくかは分からないが、党の役職停止のような軽い処分では済まないと思う」と言い、「昨日、3つの重要な動きがありまして、1つは森喜朗元総理が麻生副総裁に会って、安倍派の幹部を本当に処分するつもりなのかというふうにねじ込んだんです。森さんは5人衆を可愛がってきて、いまだに安倍派に非常に強い影響力を持っているんです。その方が5人衆の政治的な危機に及んでついに乗り出してきた。この影響は大きい」と説明。

 そして、「2つ目の動きとして、安倍派の幹部が茂木幹事長に抗議した。塩谷座長が離党するかが1つの焦点なんですが、もし塩谷さんが離党するならば、その理由は安倍派が立件されたからなのかと。安倍派が立件されたことが理由なら、岸田派、二階派も立件されている。その会長はいいのかと。つまり岸田総理や二階さんは離党しなくていいのかという抗議をしている」とし、「3つ目の動きとして安倍派の中堅、若手が昨日30人くらい集まって、その中で安倍派の幹部が責任を取れと、幹部のおかげでわれわれは非常に迷惑しているという声をあげたんです。その3つの動きの結果、安倍派幹部を処分するという動きにブレーキがかかって、とりあえず安倍派内の動きを見守ろうという動きになっている」と自身の取材から解説した。

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