芦原妃名子さん死去 「セクシー田中さん」連載中の「プチコミック」追悼「読み続けられることを願う」

2024年01月30日 14:01

芸能

芦原妃名子さん死去 「セクシー田中さん」連載中の「プチコミック」追悼「読み続けられることを願う」
芦原妃名子さん公式X(@ashihara_hina)から
 昨年10月期に日本テレビでドラマ化もされた人気漫画「セクシー田中さん」の作者である漫画家・芦原妃名子(あしはら・ひなこ、本名松本律子=まつもと・りつこ)さんが死去した。50歳。兵庫県出身。現場の状況から自殺とみられる。訃報を受け、2017年9月号から続く「セクシー田中さん」を連載中の「姉系プチコミック」(小学館)が追悼した。
 芦原さんは、29日、栃木県内で死亡しているのが見つかった。26日にSNSで日本テレビ「セクシー田中さん」のドラマ脚本を巡るトラブルを公表したばかりだった。

 芦原さんの投稿によると、昨年6月にドラマ化に同意。その際に小学館の担当者を通じ、「必ず漫画に忠実に」「ドラマオリジナルの終盤も、原作者があらすじからセリフまで用意する」などと条件をつけた。だが、そうした条件がほごにされたと主張。9、10話は自らが「書かざるを得ないと判断した」と明かしていた。

 「セクシー田中さん」を連載していた「姉系プチコミック」は、「漫画家の芦原妃名子先生が、逝去されました」と訃報を伝え「『砂時計』で第50回、『Piece』で第58回小学館漫画賞を受賞され、2017年からは7年にわたり『姉系プチコミック』で『セクシー田中さん』をご執筆いただいておりました。先生の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と追悼。「先生が遺された素晴らしい作品の数々が、これからも多くの皆様に読み続けられることを心から願っております」とした。

 出版元の小学館もコメントを発表しているが、今後の連載に関する対応は明かされていない。

 芦原妃名子さんは1994年に別冊少女コミックの「その話おことわりします」で漫画家デビュー。03年から連載された「砂時計」は05年に小学館漫画賞を受賞。ドラマ化や映画化もされ、累計700万部を突破する大ヒットとなった。13年には「Piece」で自身2度目となる小学館漫画賞を受賞。こちらも後にドラマ化された。

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