日本漫画家協会、全漫画家へ注意喚起 芦原妃名子さん訃報受け映像化などの「契約等のお悩み」留意
2024年01月30日 14:18
芸能
芦原さんの投稿によると、昨年6月にドラマ化に同意。その際に小学館の担当者を通じ、「必ず漫画に忠実に」「ドラマオリジナルの終盤も、原作者があらすじからセリフまで用意する」などと条件をつけた。だが、そうした条件がほごにされたと主張。9、10話は自らが「書かざるを得ないと判断した」と明かしていた。
訃報を受け、日本漫画家協会は「この度の訃報に接し、ご親族、関係者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます」と芦原さんを追悼。
続けて、脚本トラブルに関して「会員の皆様は、契約等のお悩みがございましたら協会までご相談ください」と呼びかけ。「専門知識、または経験則のある人間が対応いたします」と、会員の心のケアへの対応を示した。
芦原妃名子さんは1994年に別冊少女コミックの「その話おことわりします」で漫画家デビュー。03年から連載された「砂時計」は05年に小学館漫画賞を受賞。ドラマ化や映画化もされ、累計700万部を突破する大ヒットとなった。13年には「Piece」で自身2度目となる小学館漫画賞を受賞。こちらも後にドラマ化された。
日本漫画家協会は1964年12月に設立された社団法人。漫画界や漫画文化の発展のために活動を行う。代表理事は日本の漫画界を代表する里中満智子氏、会長はちばてつや氏、常務理事には赤松健氏、一本木蛮氏、うめ(小沢高広氏)、鈴木みそ氏、永野のりこ氏、三浦みつる氏、森川ジョージ氏と、さまざまなジャンルの漫画家が役員を務めている。
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