まるでスパイ映画のエピソード…桐島容疑者が参考にした過激派組織のマニュアルとは!?

2024年01月30日 17:17

芸能

 70年代に起きた連続企業爆破事件のメンバーとして指名手配されていた桐島聡容疑者を名乗る男が29日に亡くなったことを受け、TBS系「ゴゴスマ」に出演した専門家が、男が過激派のマニュアル本を参考にしていた可能性について言及した。
 マニュアルは「腹腹時計」と呼ばれるもので、過激派組織のリーダーが執筆。主に、潜伏して活動を続けるために日常の中へ溶け込む術や心構えが書かれている。また、時限爆弾の作り方なども事細かに記されている。

 元警視庁公安部の稲村悠氏は「自分が住んでいる近隣の非常に狭いコミュニティでは関係を作って、近所の人には必ずあいさつしなさいと指示されている」と話す。その理由について「近所付き合いを一切しないと、あの人何なの?と感づかれてしまう」可能性があるからだという。また「浅く狭くが原則で、自分の身元の話になると誰にもしゃべらない」などの記述もある。実際、男は広島出身にもかかわらず、岡山出身と周囲に話していた。稲村氏は「公共機関の利用を極力避ければ50年の潜伏も可能」と考えている。

 まるでスパイ映画に出てきそうなエピソードだが、事実、男は周囲と溶け込んでいた。「うっちーという名で親しくしていた。特にジェームス・ブラウンとかノリのいい音楽が好きだった」「近所のあんちゃんという感じだった。東京であんな事件を起こして電車で1時間くらいのところにいるなんて、まさかという感じ」。付き合いのあった人たちは一様に驚いていた。

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