渡辺えり 昭和の名優たちの豪快エピソード あの大物は「台本を全部捨てちゃうんですよ、最初に」
2024年02月15日 16:20
芸能
「大物俳優の豪華エピソード知ってる、っぽい」というイメージにそろって「〇」を挙げた2人。高畑は「緒形拳さん、2時間ドラマでリハーサルみたいのやるじゃないですか。“このシーン、いらねぇんじゃないか”って、よく言うんですよ。そのシーンカットになるんですよ。また次のシーンやると“このシーンいらないんじゃないか!”って言って。全部なくなっちゃうんですよ、尺が。あれ、どうしたんだろう…」と苦笑した。
MCの神田愛花が「それは大物だから?」と聞くと、高畑は「やっぱり確かめるんですね、お芝居を。台本があるからその通りやるんじゃなくて、肌合いを確かめて、“これはいらねぇ”“これはいらねぇ”っておっしゃるんですよ。確かに筋は通ってるんですよ。でも、尺がなくなっちゃうんですよ」と笑った。
すると、渡辺も「昔はそういう人いっぱいて。自分でも演出力があってやってる人もいっぱいいて。みんないうこと聞いてましたよね」と証言。「ショーケンさんなんかも台本を全部捨てちゃうんですよ、最初に。全部アドリブですよ」と2019年に亡くなった萩原健一さん(享年68)について言及。「その場、その場でずっとやってました、連続ドラマを、奥さん役で。(自分も)アドリブで全部」と振り返った。
「それ(アドリブの芝居)が使われて、次の台本に反映されるんです。それをまた捨てちゃって、全部アドリブです。息詰めてやってました。昔はそういう人多かったですよね」と明かした。
これに、高畑も「西田(敏行)さんとか市原悦子さんも台本通り、そのままやることはないんですよ。なんかフラフラとセットを見て、確かめて、肌合いを考えるみたいな、犬みたいな感じです」と話した。