青ジャケ赤タイ赤パンツ姿でド派手に快勝!“藤井キラー”大橋七段が糸谷八段破る 王将戦1次予選
2024年02月15日 18:41
芸能
振り駒の結果、先手は大橋になり、戦型は角換わり腰掛け銀に進んだ。右桂を活用して5段目へ跳ね出したが、糸谷の48手目△4四歩で取られる形になった。
「桂損したが模様の良さで勝負しようとした。それでも自信が持てない展開でした」。形勢の好転を自覚したのは、65手目▲4四桂の王手で糸谷の左金との交換に成功してからだという。
大橋は2016年10月にプロデビューを指す四段に昇段した、藤井聡太王将(21)=8冠=と同期生。対藤井戦は初対戦から2連敗したがその後4連勝中という「藤井キラー」でも知られる。四段昇段後、毎年度のように7割前後の勝率を誇るが一昨年王座戦で挑戦者決定戦まで進出した以外は、タイトル争いに加われないままプロ8年目を迎えた。
「タイトルに絡む活躍をするのが当面の目標。勝率をさらに上げていけばチャンスはあると思っています」
藤井の4連勝で幕を閉じた第73期7番勝負は振り飛車党の菅井竜也八段(31)が挑戦し、対抗型シリーズになった。「藤井王将の精度の高さが印象的でした」。注目して見守った大舞台へ向け、自らも快勝発進した。