日本テレビ「小学館にもご協力いただき特別調査チームを設置」芦原妃名子さん急死受け改めて謝罪、声明発表

2024年02月15日 19:15

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日本テレビ「小学館にもご協力いただき特別調査チームを設置」芦原妃名子さん急死受け改めて謝罪、声明発表
日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 日本テレビは15日、昨年10月期に同局でドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の作者である漫画家・芦原妃名子さんの急死を受け、改めて声明を発表した。
 同局は芦原さんが死亡した先月29日と同30日にコメントして以降、2週間以上沈黙を続けてきたが、ついに新たな動きを見せた。
 
 同局は15日「ドラマ『セクシー田中さん』について」と文書を発表。「芦原妃名子さんに哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。「セクシー田中さん」の漫画・ドラマを愛していただいている読者・視聴者の皆様、ドラマの出演者、関係者の皆様に、多大なるご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。日本テレビは今回の事態を極めて厳粛に受け止め、これまで独自に社内調査を行っておりましたが、原作漫画「セクシー田中さん」の出版社であり、ドラマ化にあたって窓口となっていただいた小学館にもご協力いただき、新たに外部有識者の方々にも協力を依頼した上、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置することにいたしました。早急に調査を進め、真摯に検証し、全ての原作者、脚本家、番組制作者等の皆様が、より一層安心して制作に臨める体制の構築に努めてまいります」とした。

 脚本を務めた相沢友子氏と小学館の「第一コミック局」編集者一同は8日、それぞれコメントを発表し今回の問題に対する謝罪や後悔の思いなどを明かしていた。その上で第一コミック局は、芦原さんの意向をドラマ制作側に伝えていたことを強調。一方、相沢氏は芦原さんが明かした脚本執筆の経緯について「初めて聞くことばかり」とし「もし私が本当のことを知っていたら」などと記した。

 脚本をめぐり両サイドで意見の食い違いがみられ、日本テレビに対して、相沢氏に芦原さんの意向がどれだけ詳細に伝えられていたかなどの説明が求められていた。また、小学館が8日に社として一連の経緯について「調査を進めている」と公表したことから、同局にも調査の必要性を求める声も増していた。

 テレビ関係者は「同じ悲劇を二度と繰り返さないためには、テレビ局、出版社の総合的な調査は不可欠」と話した。ドラマ制作の当事者である日本テレビの調査結果が待たれる。

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