3~5月に「天満天神繁昌亭」で“受賞記念ウィーク” 桂吉坊「寄席の空気を楽しんで」

2024年03月12日 12:56

芸能

3~5月に「天満天神繁昌亭」で“受賞記念ウィーク” 桂吉坊「寄席の空気を楽しんで」
天満天神繁昌亭で開催される「受賞ウィーク」の発表会見に登場した(左から)笑福亭仁智、桂慶治朗、桂吉坊、桂福丸、桂米輝 Photo By スポニチ
 上方落語協会の笑福亭仁智会長(71)は12日、大阪・天満の「天満天神繁昌亭」で3~5月に開催される“受賞記念ウィーク”について発表した。
 上方落語の定席で開かれる記念公演。第18回繁昌亭大賞を受賞した桂吉坊(42)は5月6~12日の1週間、大トリを務める。仁智から「ゴールデンウィーク明けはお客さんの入りが。彼の力に期待してます」とプレッシャーをかけられ「負けずに頑張ります」と苦笑いした。

 その記念公演で2日間、高座に上がる予定だった林家小染さんが9日に61歳で死去。「これまでいろんな師匠に支えていただいた。小染兄さんにも出番をお願いしていたのに残念です」と吉坊は肩を落とした。小染さんの代役は調整中。吉坊は当日、芝居の噺を中心にネタを考えており「寄席の空気を楽しんで、また来たいと思ってもらえるように」と決意を語った。

 仁智は「京都花月で(5代目小染さんは)入門志願をしていた。なかなか許されなかった」と裏話を披露。さらに「先代の小染さんは柔和な顔をしていたけど落語には厳しかった。彼も落語に対しては厳しかった。息子の染八さんに伝わっている」とし、「体力が落ちていたのに、特別番組の編成も責任もってやってくれてた」と故人を偲んだ。

 繁昌亭奨励賞の桂福丸(45)は5月27日~6月2日の1週間の出番。「初めてのトリはうれしい。お客様へ恩返しをしたいという気持ちがより強くなりました」。繁昌亭大賞新人賞の桂米輝(39)は3月25~31日の出番で「昼席の2時間半を素敵な時間にしたい。落語に興味のない方にどうアピールするか考えてます」と抱負。NHK新人落語大賞を受賞した桂慶治朗(39)は4月22~28日の昼席で「ボクの誕生日(24日)も入ってます。思い入れのある6席で盛り上げたい」と意欲。「落語の面白さをていねいに一生懸命伝えたい」と気を引き締めていた。

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