マリーン 25歳で始めたゴルフ ベストスコア72 筋トレ続けて“一石二鳥”歌上達&スタイルも維持
2024年04月05日 05:00
芸能
ゴルフを始めるきっかけは2つありました。
初めは当時の全国ツアーで岩手県釜石市に訪れた時。親交があった新日本製鉄釜石ラグビー部の松尾雄治さんに「釜石は行くところないからゴルフ練習場に行こう!」と誘われたんです。そのときは全く前に飛ばなかったけど、松尾さんに褒めてもらえて。それでもその時は趣味にしていこうなんて思っていませんでした。
次のきっかけは、それから数日後の大阪でのライブの前。当時お世話になっていた方から「何か趣味はないの?」と尋ねられると、松尾さんに褒められたことを思い出して「ゴルフ」と答えました。そうしたら、数日後にその方から自宅に名前入りのゴルフセットが届けられていたんです。「これはさすがにやらなきゃいけないな」となってやり始めたんです。
ゴルフを始めた当時から今も続けているのが筋力トレーニングです。「ゴルフがうまくなりたい」「おなかがぽっこりと出てしまうおばさんになりたくない」という気持ちで始めました。主に鍛えているのは、腹筋と背筋の体幹がメインです。私のゴルフのスイングは背中主導だから、鍛えたことでスイングが安定するようになりました。60歳を超えた現在でも、いろんな人から「スタイルが奇麗」と褒めてもらえます。
この筋トレは本職の歌にも良い影響があったんです。自然と腹式呼吸ができるようになって、声も伸びるようになりました。趣味も本職も上達、さらにスタイルも維持できて一石三鳥ですね。
ゴルフ以外にもいろんなスポーツを経験してきましたが、ゴルフだったらどんな状況でも楽しめるなと思ってここまで楽しく続けてきました。最近のベストスコアは90なので、再び70台が出せるように仲間たちと楽しみながら、突き詰めていきたいです。
そして本職の歌も自分の歌声によってお客さんを感動させられる力がある限りは歌い続けたいです。これからの目標は、大好きな歌を声の続く限り、大好きなゴルフを体の動く限り、ずっと続けていくことです。
≪5・15横浜で45周年ライブ≫マリーンは、5月15日に横浜市のビルボードライブ横浜でデビュー45周年記念ライブを開催する。「45年たった今もこうやってステージに立つことができ、歌声で感動を届けることができるのがうれしい。だからこそ目の前のライブを大事にしたい」と意気込む。母国フィリピンより日本での暮らしが長くなり「フィリピンでもう一度歌いたい気持ちはあるけど、最後まで日本で歌いたい」と第二の故郷でマイクを握り続ける。
◇マリーン 1960年1月4日生まれ、フィリピン出身の64歳。78年、18歳の時に来日。79年、アイドル歌手としてデビューするも、ジャズシンガーに転向し、81年にアルバム「ファースト・ラヴのように」を発売。活動は国内にとどまらず、93年に「MARLENE」で全米デビュー。00年に結婚し、現在は2児の母。血液型B。