大谷ドジャース1号記念球めぐり物議 それもそのはずMLBホームランボール過去に4億円超の例も

2024年04月05日 16:52

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大谷ドジャース1号記念球めぐり物議 それもそのはずMLBホームランボール過去に4億円超の例も
今季初本塁打を放ち、右拳を握るドジャース・大谷(AP) Photo By AP
 MLBアナリストの古内義明氏(55)が5日、日本テレビ系「ミヤネ屋」(月~金後1・55)が出演し、メジャーリーグのメモリアルなホームランボールは「取引金額が数億円になるものもある」ことに言及。大谷翔平のドジャース1号をめぐって、ファンと球団の間でいさかいが起こっている件について解説した。
 記念のボールをゲットした女性ファンは、大谷のサイン入りキャップ2つとボールとバットと交換した。しかし、専門家によると、このボールをオークションにかけた場合は約1500万円の価値があったと指摘。さらに、ボールとの交換を持ちかけた職員が「そのボールを持ち帰るなら鑑定を拒否する」と、女性らに半ば脅しともとれる発言をしていたとされ、物議を呼んでいる。

 女性は「私たちはお金に困っているわけではなく、大谷にボールが届いたことを喜んでいる。ただ、職員の対応が残念だっただけ」と話しており、現状は穏便に収束しそうだが、古内氏は「大谷選手とドジャースが何らかのサプライズとかプレゼントを用意して、何か歓待するような気はしています」と語った。

 このような問題に発展するのも、とにかくMLBでのアニバーサリーものが日本では考えられないような大金が動くため。古内氏は「ヤンキースのジャッジが一昨年にア・リーグ新記録の62本を打ったときのボールは、オークションに出されて2億円以上の価値がついた」と話す。さらに98年、カージナルスのマグワイアが当時のナ・リーグ新記録となる70号を打った際の記念球は「4億5000万円の値段がついた。これが過去最高になる」と語った。

 ファンだけでなくMLB自体もチャリティーの名目でさまざまなオークションを行っている。古内氏は「ドジャースの本拠地開幕戦で、MLBは大谷選手が踏んだベースをオークションに出すためにベースを12個用意していた」とリーグや球団も積極的にオークションをしていることも明かした。実際、大谷関連でも大変な額のグッズが取引されており、過去には大谷が打ったファウルボールが200万円を超える金額で取引されていた。古内氏は「大谷選手の折れたバットが何百万円で取引された事例もある」と例をあげた。

 日本の常識では考えられないお宝満載のMLBのスタジアム内。番組の司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司は「みんなファウルボールにグラブを差し出して取ろうとしてるじゃないですか。ボール欲しいんだろうなと思っていたんですが、実は200万円を取りにいってるんですね」と嘆息していた。

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