田崎史郎氏 自民裏金事件の処分決定の過程「それぞれ政治家なんですから、思惑があるのはあったり前」
2024年04月05日 14:38
芸能
安倍派「5人組」の松野博一前官房長官(衆院千葉3区、同1051万円)、萩生田光一前政調会長(衆院東京24区、同2728万円)は党役職停止1年とした。二階派幹部では、事務総長経験者で不記載が1千万円以上の林幹雄元経産相(衆院千葉10区、同1608万円)、平沢勝栄両(衆院東京17区、同1817万円)が党役職停止1年の処分となった。岸田文雄首相と二階派領袖の二階俊博元幹事長(衆院和歌山3区、同3526万円)は処分対象に含まなかった。
田崎氏は、今回の処分について、党内の実力者のさまざまな思惑が働いたという意見に「それぞれ政治家なんですから、思惑があるのはあったり前ですよ」と指摘。萩生田氏が党役職停止の処分にとどまったことには「彼は、岸田さんからも麻生さんからも茂木さんからも一定の信頼があるわけですよ。一方で松野さんも同じ。昨年まで官房長官でしたから。岸田さんの覚えはめでたいし、麻生さんや茂木さんとはいいわけではない。そういう人間関係が投影するのはやむを得ないですよね」と自身の見解を述べた。
これに対し、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「内部の論理ではそうなんですよ。外から見た場合、人間関係なんて関係ないですよね」と指摘していた。