田崎史郎氏 岸田首相が裏金事件で責任を取らないワケ「自分にしかできない…もう一つは権力闘争だと」

2024年04月05日 11:46

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田崎史郎氏 岸田首相が裏金事件で責任を取らないワケ「自分にしかできない…もう一つは権力闘争だと」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が5日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党が4日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、関係議員ら39人の処分を決めたことに言及した。
 安倍派の衆院側、参院側でトップだった塩谷立元文部科学相(衆院静岡2区、不記載額234万円)、世耕弘成前参院幹事長(和歌山選挙区、同1542万円)を離党勧告とし、同派幹部を務めた下村博文元政調会長(衆院東京11区、不記載額476万円)、西村康稔前経済産業相(衆院兵庫9区、同100万円)に党員資格停止1年、高木毅前国対委員長(衆院福井2区、同1019万円)に同6カ月を科した。二階派事務総長の武田良太元総務相(衆院福岡11区、同1926万円)は党役職停止1年とした。

 安倍派「5人組」の松野博一前官房長官(衆院千葉3区、同1051万円)、萩生田光一前政調会長(衆院東京24区、同2728万円)は党役職停止1年とした。二階派幹部では、事務総長経験者で不記載が1千万円以上の林幹雄元経産相(衆院千葉10区、同1608万円)、平沢勝栄両(衆院東京17区、同1817万円)が党役職停止1年の処分となった。岸田文雄首相と二階派領袖の二階俊博元幹事長(衆院和歌山3区、同3526万円)は処分対象に含まなかった。

 番組では、今回の問題で視聴者からの質問を募集。「何故自民党のトップである岸田総理は責任を取らないのですか?会社なら社員に不祥事があった場合、社長が責任を取るのが普通だと思うんですが」という問いに、田崎氏は「その通りだと思います。でも岸田さんの心境をいろいろ探ると、外から見えないことが二つありまして、一つは、岸田さんは今、自分にしかできないと思い込んでいる。それは、予算委員会でこの政治とカネを答弁できるのは、岸田さんだけなんですね。ほかの閣僚は、党の役職兼務してなくて、総裁を兼務しているから岸田さんは答弁できる。俺しかできないだろうということが一つ」と説明。

 続けて「もう一つは、周辺に言われているのは“これは権力闘争だ”と言われているんですよ。権力闘争というのは、自分を降ろしに来ているなと。党内にしろメディアにしろ。だから、ここは負けられないっていう心境になっているんですね。だから勝つか負けるかの話になってしまって、真相究明うんぬんとは別次元の話になっている、岸田さんの頭の中では。というのが理由だと思います」と自身の見解を述べた。

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