田中ウルヴェ京氏 大谷翔平第1号後の談話で“刺さった”一言「メンタルは技術だと…」

2024年04月05日 15:33

芸能

田中ウルヴェ京氏 大谷翔平第1号後の談話で“刺さった”一言「メンタルは技術だと…」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 シンクロナイズドスイミングの五輪銅メダリストでスポーツ心理学者の田中ウルヴェ京氏(57)が5日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、3日(日本時間4日)に今季1号本塁打を放ったドジャース大谷翔平投手(29)の試合後談話について私見を語った。
 大谷は本拠で行われたジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場した。1点リードの7回、左腕テーラー・ロジャースから右中間へ豪快な一発。移籍後初アーチで、ドジャースタジアムの観客を総立ちにさせた。

 長年、二人三脚だった元通訳の水原一平氏の違法賭博疑惑で、精神的な影響が心配されていた。試合後は「メンタルを言い訳にしたくないので、そこを含めて技術だと思っているし、そこも含めて自分がここまで結果が出ていない実力だと思っている」と答えた。

 このコメントに、田中氏は「メンタルは技術だと言って下さったことは、本当にトップアスリートがそれを言ってくれるのはすごく大きいです。技術なんです」と感心。メンタルには2種類あるとし、価値観のような変わらないものの他に、「集中力の仕方、考え方をコントロールするとか、焦ったということをちゃんと認識して、焦らないような行動をするとか、そういうのってスキルなんですよね」と解説した。

 今季41打席目での待望の一発。大谷は試合後、「早く打ちたい、早く打ちたいという気持ちが、どんどん良い打席内容からかけ離れていくという状態だった」と、焦りがあったことを打ち明けていた。田中氏は「さすがトップアスリートだと思うのは、ちゃんと打ちたいと思っていたんだと本当に自分の気持ちを出し」たことが大事だとし、「ちゃんとした人の気持ちを出し、じゃあどうするかという行動も出してくれる」と、大谷の危機管理能力を称賛した。

 大谷の言葉は、多くの若いアスリートにとって道しるべにもなるという。「ジュニアのアスリートたちは、“あ、焦ってもいいんだ。不安になってもいいんだ。スキルさえ身につければ、どんな人もメンタルが強くなれるんだ”と思えるので、トップがどんどん自分のスキルを言ってくれることは、本当に大きいことです」と歓迎していた。

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