「虎に翼」寅子・伊藤沙莉“神週”第9週は「感情ぐちゃぐちゃ」演出助言に感謝 初回伏線回収「面白い」
2024年05月31日 12:00
芸能
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向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。
――第43回(5月29日)は優三(仲野太賀)の戦病死を隠していた直言(岡部たかし)が懺悔
この週はもう、感情がぐちゃぐちゃで。このシーンでは、寅子の気持ちを整理したくて演出の方に相談したんです。中でも「でも、お父さんだけだったよ…家族で女子部に行っていいって言ってくれたのは」という台詞を言う時は、寅子としてあふれてくる感情が喜怒哀楽のどこに属しているのか分からなくなって。感情の焦点をどこにも合わせられなくなってしまったんです。そこで「答えなんか出そうと思わなくていいよ、もうぐちゃぐちゃのままでいい」とアドバイスをいただいて。その通りに、あえて特定の感情に焦点を定めずに演じたからこそ、違和感のない自然な表現ができたと感じています。
――印象深かったシーン
第44回(5月30日)の、第1回(4月1日)につながる河原のシーン!優三さんの幻影に「トラちゃんができるのは、トラちゃんの好きに生きることです」とあらためて励まされて、それと同時に新しい日本国憲法を手にするという、終わりと始まりがリンクするところが物語の造りとしても面白いと思いました。続く10週からも、楽しんでいただけたら、うれしいです!