「ふてほど」P続編に言及“溜飲下がる”題材「見つかれば是非」阿部サダヲ生配信で不適切発言?爆笑誘う

2024年05月31日 16:37

芸能

「ふてほど」P続編に言及“溜飲下がる”題材「見つかれば是非」阿部サダヲ生配信で不適切発言?爆笑誘う
「第61回ギャラクシー賞」贈賞式に登壇した(左から)磯山晶プロデューサー、主演の阿部サダヲ、チーフ演出の金子文紀監督。阿部はドラマの台詞にもなった“チョメチョメ”ポーズで笑わせた Photo By スポニチ
 優れたテレビ番組やラジオ番組などに贈られる「第61回ギャラクシー賞」(放送批評懇談会主催)の贈賞式が5月31日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで行われ、今年1月期に旋風を巻き起こしたTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)がテレビ部門の特別賞と視聴者投票によるマイベストTV賞グランプリをダブル受賞。主演を務めた俳優の阿部サダヲ(54)が登壇し“不適切発言”で会場の爆笑を誘った。また、磯山晶プロデューサー(TBSスパークル)は続編に言及した。
 同作はギャラクシー賞月間賞(2024年3月度)、第119回ザテレビジョンドラマアカデミー賞6冠を加え、計9冠を獲得している。

 司会者から続編について問われると、磯山氏は「宮藤官九郎さんがこの企画を書く時に“大きい声では言えないことを代弁して、溜飲を下げる”ということを目指しているとおっしゃっていたので、まだ大きい声では言えないけど、代弁して皆さんの溜飲が下がるようなことが見つかれば、是非とも制作したいと思っております」と条件付きながら意欲を示した。

 印象に残るシーンについて、阿部は昭和の深夜バラエティーを再現した、ズッキーこと鈴木福助(ロバート・秋山竜次)がMCを務める劇中番組「早く寝ナイト チョメチョメしちゃうぞ」を挙げ「セットの再現も素晴らしかったし、僕自身当時のバラエティーをよく見ていたので、あの頃の感じが凄くよく再現できていて楽しかったですね。秋山さんが司会者の役で、女性の股下から登場してきたり…ああいう演出は当時やっていましたもんね。僕は昭和で、テレビでおっぱいとか見ていたので。(いい時代だったんですかね?の合いの手に)いい時代だったんですかね(笑)。あ、(贈賞式は)生配信でしたっけ」と向坂キヨシ(坂元愛登)と同様のこと(地上波でおっぱいが見たい)を言い、爆笑をさらった。

 式の司会者も「不適切(な発言)かもしれません」と笑いながらツッコミを入れた。

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の宮藤氏&阿部&磯山氏が「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。

 毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプラ社会に押し付けがましくなく一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、SNS上で大反響を呼んだ。

 第5話(2月23日)、不倫疑惑を調査されているとは知らずにEBSテレビに呼ばれた八嶋智人(本人役)は「何、何、どうした?(劇中、MCに就任した土曜午後の情報番組『プレサタ』が)ギャラクシー賞獲った?早いか!」。“台詞が現実になる”“予言的中”の形になった。

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