【叡王戦第4局】藤井叡王、勝利後に大盤解説会場沸かす「次が持将棋でなければ最終局」ひとまずカド番回避
2024年05月31日 18:44
芸能
![【叡王戦第4局】藤井叡王、勝利後に大盤解説会場沸かす「次が持将棋でなければ最終局」ひとまずカド番回避](/entertainment/news/2024/05/31/jpeg/20240531s00041000285000p_view.webp)
戦型は先手伊藤の角換わり腰掛け銀。両者の対戦で角換わりは4局連続。4月7日開幕の今期は全局角換わりの「角換わりシリーズ」となった。
終局後、藤井は「常に距離感の難しい将棋だった。(敵陣から)馬を引いて手厚い形になる可能性があるのかなと思った。ひとまず最終局へ持ち込めたのはよかった」、伊藤は「あまり熱戦にできず残念」と対局を振り返った。
その後、大盤解説会場にも姿を見せ、藤井が「次が、持将棋にならなければ最終局になる。全力を尽くして頑張りたい」と語り、会場の笑いを誘う場面もあった。
両者のタイトル戦では昨年2月の棋王戦第1局がその持将棋。お互いの王が敵陣へ入王し、勝負がつかずに引き分けになった。会場の千葉県柏市は立会人の石田和雄九段が柏将棋センターを作って長年普及に努めた将棋熱の高い土地柄。会場を埋めた熱心なファンを喜ばせるコメントも、8冠の第一人者ならではだった。