「セクシー田中さん」調査で発覚 同局ドラマP6割超が準備不足でトラブル 1年前に企画決定提言
2024年05月31日 17:00
芸能
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原作者や脚本家等との信頼関係を構築するため、具体的な提言を行った。同局は原作をドラマ化する際に演出の都合で改変が必要になるとした上で、原作の改変について相互理解を図るとした。全体構成案・演出なとが書かれた「相談書」を作成し、原作サイドが映像化についてイメージし、共感できるものとするように提言した。
さらに、制作担当者は原作者との直接の面談を要請する。特にオリジナルの部分については、キャラクターや世界観にブレが生じないよう、原作者が望まないポイントを細かく脚本家の執筆前に共有し理解を得ることを重ねて行うとした。同時に、脚本家のクリエイターとしての尊厳は尊重されるべきだとした。
原作のドラマ化にあたっては、最終話までの全体の流れが理解できるような構成案を原作サイドと合意の上で、撮影に臨む。
また、2024年3月30日時点の日本テレビ社員でドラマプロデューサー、プロデューサー補の経験を有する25人に行ったアンケートで、7割に上る19人が制作の準備期間が足りないと答えたことが明らかになった。さらに、6割を超える16人が、準備期間が足りないことでトラブルが起きた経験があると回答したという。制作期間や準備期間の設定については、9割が改善すべきと答えた。
これらの調査を踏まえ、より一層安心してドラマ制作に臨める体制を構築するために、「放送開始の1年半前、遅くとも1年前には企画決定するよう努める」とした。