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母親の着物から始まった茶道への道

2019年06月23日 09:30

芸能

母親の着物から始まった茶道への道
師匠の裏千家・林宗由さん(右)の指導を受けるABC八塚彩美アナウンサー Photo By 提供写真
 シックな着物に身を包み、穏やかな表情で柄杓に手を添える。ひと通りの作法を滞りなく終えた時「集中できて、気持ちがいい」。ABC・八塚彩美アナウンサー(33)が笑みを浮かべた。
 母親の着物を譲り受けたのが茶道への第一歩だった。ABCラジオ「とびだせ!夕刊探検隊」(月曜後5・25)のアシスタントを務める八塚アナは、MCの落語家・桂吉弥(48)の計らいで三味線のお師匠さんを紹介され、着付けを習った。ただ、それだけでは着物を着る機会もなく、吉弥とともに茶道裏千家に入門。月に3回、林宗由・茶道裏千家正教授の指導を受けるようになった。師匠からは「センスがいい」と太鼓判を押されたそうで「所作の一つ一つに理由があって、滞りなくできた時にはホントに快感です」と八塚アナ。さらに「小さな茶室には宇宙空間が広がっています。無限大です」。どっぷりとお茶の道へはまって、丸3年がたった。
 26日には「茶事」の亭主を務める。亭主とはおもてなしのリーダーで、5月に6日間で18のお題を演じた吉弥のお祝い、慰労も兼ねたお茶会だ。「食事、お菓子があって、最後に濃い茶、薄茶を。緊張しますが、楽しみにしています」。焼き物にも興味が沸き、先日は滋賀・信楽へ世界に3つしか残っていない茶碗「曜変天目茶碗」を鑑賞に出かけた。学生時代は「海外で日本語を教えたい」と夢を描いていたが今では「和のテイストが好きになりました」。〝純和風アナ〟の誕生だ。(古野 公喜)
 ◇八塚 彩美(やつづか・あやみ)1986年4月21日、松山市出身の33歳。松山東高―同志社大を経て09年に朝日放送へ入社。10年から「おはよう朝日 土曜日です」(土曜前6:30)のMCを務める。特技はピアノ。趣味は旅行、音楽鑑賞など。

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