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MBS野嶋紗己子アナ 英語曲の自己流和訳にドハマり中

2020年02月23日 05:30

芸能

MBS野嶋紗己子アナ 英語曲の自己流和訳にドハマり中
 「1万人の第九」で熱唱するMBS・野嶋紗己子アナウンサー Photo By 提供写真
 間もなく入社して丸1年を迎えるMBS・野嶋紗己子アナウンサー(23)。特技の英語を生かし、英語曲の自己流和訳にはまっている。
 キッカケはユニークな家庭にあった。小学3年の頃、父に「英語の勉強をしたいから塾に通わせて」とお願いしたが、父の返答は「NO」。語学塾に行くのは無駄だそうで「ウチで使う言語を英語にする」と決め、その日から両親と姉、妹の〝野嶋家〟5人の自宅の公用語は英語になった。辞書を片手に英会話。当初は日本語が混じったが、中学入学時には辞書なしでも日常会話は問題なくできるように。中学3年時に「高円宮杯全日本中学英語弁論大会」に福岡県代表で出場した。

 当時、映画「ハイスクールミュージカル」が流行。主人公が歌う英語の曲に興味を持った。「単語を1つずつ訳して、意訳が多いことに気がついた」ことで自己流和訳を開始。他の曲にも取り組み、お気に入りの歌手テイラー・スウィフト(30)の曲は「全部、自分なりに訳しました」。自分の感覚、感情を実際に言葉にすると既存の訳とは全く違うものになった。機械的に訳すのでなく、歌手の事をファンとして知ることで、より感情を込められた。

 英語固有の表現も知った。「例えばwhite lie。ついても人を傷つけないうそ、という意味です」。文化の違いを感じ、言葉の奥深さを知った。学生時代には英語習得のための洋楽和訳アプリ作成にも着手。一方で演歌を聴き、懐メロの深い意味を現代風に考え、訳すことも始めた。

 昨年12月には「1万人の第九」に参加。独英辞典を使ってドイツ語の歌を英訳し、さらに和訳した。「素晴らしい経験でした。友人もできた」と満足げ。英語、日本語など言葉の持つ意味を噛みしめ、今後のアナウンサー生活に生かしていきたい。(古野 公喜)

 ◇野嶋 紗己子(のじま・さきこ)1996年6月13日、北九州市出身の23歳。慶大卒。19年、MBSに入社。特技は空手、英語。同局ラジオ「ばんぱく宣言 われら21世紀少年団」に
レギュラー出演中。

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