こだわり旬の旅
【福井】東尋坊三国温泉で味わう極上越前がに 姿茹で、刺し…フルコース全7品
2024年03月02日 16:59
社会
この時期、福井でスルーできないのが越前がに。三国港などで水揚げされる雄のズワイガニで、周囲の越前海岸沖は急に水深が増し、漁場が港から近いためカニが新鮮な状態で港に運ばれるのと、漁場がカニが生息しやすい段々畑のような地形になっていることから、おいしさは折り紙付き。大正時代から献上ガニとされており、黄色いタグ付きのブランドガニとしてトップブランドの地位を築いている。
その越前がにを、東尋坊三国温泉のホテル「休暇村越前三国」（坂井市三国町）の夕食で味わった。1日限定30食の「越前がに活蟹料理極魅（きわみ）コース」で、生きたカニだけを使用した極上の越前がに料理。夕食の時間に合わせてゆで上げる「姿茹で」から、活け締めでしか味わえない、花が咲いたような「刺し」、「かにみそ甲羅焼き」、締めの「かに雑炊」まで、全7品のフルコース。長い脚や大きな爪には繊細で甘みのある身がぎっしりと詰まり、甲羅の中には濃厚でコクのあるカニみそがたっぷり入って、極上の味わい。「丸岡城」など坂井市の地酒とよく似合った。
ホロ酔い気分で戻った部屋は、1月にリニューアルしたばかりの“ふくい木材和室”。同市の木材加工会社「セルフネン」とコラボし、不燃の木粉を用い、安全な木ぬり壁を導入するなどした部屋で全10室。中に入ると豊かな木の香がしてリフレッシュさせてくれる。
翌朝、庭園露天風呂「荒磯の湯」に入ったが、ナトリウム・カルシウム塩化物泉の湯は肌にも心にも優しく、こちらも全身を癒やしてくれるよう。目を閉じれば潮騒が聞こえ、やわらかな海風が頬をなでていく。米紙ワシントン・ポストに世界各地から「24年に旅すべき場所」として選ばれた福井県。海風は追い風に感じられた。
▽行かれる方へ JR北陸本線芦原温泉駅（延伸北陸新幹線も停車）からバスで約30分。休暇村越前三国＝（電）0776（82）7400＝の越前がに活蟹料理極魅コースは1泊2食税込み5万1700円（3月21日まで）。
ホロ酔い気分で戻った部屋は、1月にリニューアルしたばかりの“ふくい木材和室”。同市の木材加工会社「セルフネン」とコラボし、不燃の木粉を用い、安全な木ぬり壁を導入するなどした部屋で全10室。中に入ると豊かな木の香がしてリフレッシュさせてくれる。
翌朝、庭園露天風呂「荒磯の湯」に入ったが、ナトリウム・カルシウム塩化物泉の湯は肌にも心にも優しく、こちらも全身を癒やしてくれるよう。目を閉じれば潮騒が聞こえ、やわらかな海風が頬をなでていく。米紙ワシントン・ポストに世界各地から「24年に旅すべき場所」として選ばれた福井県。海風は追い風に感じられた。
▽行かれる方へ JR北陸本線芦原温泉駅（延伸北陸新幹線も停車）からバスで約30分。休暇村越前三国＝（電）0776（82）7400＝の越前がに活蟹料理極魅コースは1泊2食税込み5万1700円（3月21日まで）。
