福江港から車で約40分、長崎県初の離島の道の駅である「遣唐使ふるさと館」=(電)0959(84)3555=の隣に、福江島唯一の焼酎の蔵元「五島列島酒造」=(電)同3300=があった。
遣唐使の展示コーナーなどがある同館が地ビール製造を中止した後の2009年に創業した蔵元で、醸造する銘柄は五島産二条大麦を100%使用した麦焼酎「五島麦」(720ミリリットル、税込み1562円)と、五島の特産「かんころ餅」の原料となるサツマイモを100%使用した芋焼酎「五島芋」(同、同1760円)。前者は12年福岡国税局管内酒類鑑評会で、出品143銘柄のうち1位相当の大賞を受賞。島を代表する特産品となっている。芋は1年、麦は2年熟成させるそうで、試飲コーナーで口に含むと、麦は香ばしく、芋はフルーティーでまろやかな味わい。島限定商品なら同料金で900ミリリットル瓶が買えるのがうれしい。予約すれば蔵見学もできる。