こだわり旬の旅
【北陸】羽咋で出合ったUFOゆかりの日本酒 濃厚な味がカニの旨味を引き立てる
2023年12月02日 14:59
社会
日本で唯一、波打ち際をドライブできる長さ8キロの「千里浜なぎさドライブウェイ」に近い同宿。ズワイガニの「かに会席」コースの席に着くと、酒メニューに純米吟醸「遊穂」があるではないか。同じ酒蔵の本醸造「ほまれ」もあり、両方を注文。姿ゆで、刺身、焼きもの、すき鍋、雑炊のカニ料理に舌鼓を打ちながらグラスを傾けると、肉厚で淡泊な中にも甘みがあるカニによくマッチ。特に遊穂は濃厚な味わいながらキレと軽快さがあり、料理の旨みを引き立てる。食中酒と言ってもいいほどで、あっさりした口当たりのほまれとともにグラスが進んだ。
「そうはちぼん」と呼ばれる円盤型の仏具に似た物体が空を飛んでいたという話からUFOの街と言われ、本物の宇宙船を展示する宇宙科学博物館まである羽咋市。夕食が終わる頃には、UFOに遭遇したようなハイな気分になっていた。
▽行かれる方へ 休暇村は七尾線羽咋駅から無料送迎バスで10分。かに会席プランは1泊2食税込み2万3000円から。遊穂は1合750円、ほまれ300ミリリットル750円。どちらも酒販店、ネットで販売。問い合わせは御祖酒造=(電)0767(26)2320、休暇村=(電)同(22)4121。