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【群馬・みなかみ】486段を降りると…そこは地下要塞!? 鉄道ファン注目「日本一のもぐら駅」

2023年02月19日 18:58

社会

【群馬・みなかみ】486段を降りると…そこは地下要塞!? 鉄道ファン注目「日本一のもぐら駅」
486段もの階段が続くさまは圧巻 Photo By スポニチ
 体験プログラムの一つ、「雪サウナ」が行われる土合駅(上越線)では、サプライズが待っていた。下り線(長岡・新潟方面行き)のホームが地上から70メートル以上の地下にあり、電車に乗るにはエスカレーターも、エレベーターもなく、486段もの階段を下りなければならないのだ。ホームまではナント10分。乗降客が上ったり下ったりしているのが「穴の中に潜っているもぐらのよう」ということでつけられた愛称が「もぐら駅」。駅の入り口にその名前が書かれた大きな看板が掛けられている。昭和42年の上越線の複線化の際に、下りホームを地下70メートルの新清水トンネル内に設置したことによるもので、今では「日本一のもぐら駅」として鉄道ファンの注目を集めているという。
 実際に下りてみようと階段の上に立つと、最下部は見えず地底に吸い込まれるよう。一歩ずつ足を踏みしめて下りホームに到着すると、誰1人おらず深閑として、線路が1本通っているだけ。地下神殿ならぬ地下要塞のようで、これまで経験したことのない光景に感激。よく見ると小さな待合室があり、中の壁には旅行者の感動の言葉を書いた紙が覆い尽くすほどに張られいる。帰路は休憩しながらの“心臓破りの階段”となったが、なんとか上り切ることができたのは、そんな言葉が後押ししてくれたのかもしれない。

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