こだわり旬の旅
【千葉・香取】ロウリュでリフレッシュ、温泉でのんびり…サウナリゾートで整いました!
2022年06月03日 18:00
社会
中央にはサウナストーブが置かれ、その上で熱せられたサウナストーン(フィンランド産かんらん石)にアロマ水をかけて蒸気を発生させるロウリュが楽しめるが、この蒸気がまた熱い。さらに、立ちのぼる蒸気をタオルで仰ぐアウフグースを体験。支配人の櫻井裕輝さんが熱波師として仰いでくれるのだが、その度に蒸気交じりの熱風が全身にかかり、汗が噴き出す。
それでも温度が高くないせいか、一般のサウナで感じる圧迫感はない。それどころか、前面はすべてガラス張りの窓で、開放感は抜群。その前のサウナガーデンに設置されたふわふわドームでは、子供たちがトランポリンのように飛び跳ねて遊ぶ姿が見え、心が和む。「大人だけのものだったサウナを家族全員が満足できる場にしたい」(ザファーム社長・武田泰明さん)と考案された設計だ。
日帰り温泉運営会社、温泉道場(本社・埼玉県ときがわ町)が展開する長時間滞在型の温泉ブランド「おふろcafe」と「かりんの湯」が“合体”したのも、そんな思いから。館内には暖炉やツリーハウス(小上がり席)、人間1人が横になれる壁際の部屋(人シェルフ)、ハンモック、コミックや雑誌、書籍が約1万冊収納された書棚、キッズルームなどが造られ、家族そろって楽しめる空間になっている。
無料のコーヒーを飲みながら休憩した後は「かりんの湯」へ。お湯は地下1500メートルから汲み上げる天然温泉で、弱アルカリ性のナトリウム塩化物強塩泉。黄色がかっており、武田さんは「オロポ色」と命名。健康ドリンク名を2つ合わせたそうで、露天風呂に身を沈めると肌がすべすべに。サウナが血流を良くするなら、こちらは美肌効果があるというわけだ。
露天のそばにはセルフロウリュができる、樽型の形をしたバレルサウナとドライサウナがあり、再びサウナタイムを満喫。水風呂で汗を流し、体熱を冷ませば生き返ったような気分。サウナに温泉浴も加わって、確かに整いました!
▽行かれる方へ 東京駅から高速バスで栗源バス停下車。無料シャトルバス利用。車は東関東道大栄IC下車。入館料は2時間大人税込み840円から、フリータイム同1280円から、朝食付き同1580円。問い合わせは(電)0478(75)1726。