こだわり旬の旅
【新潟・湯沢】トンネルを進むとそこには…絶景とアートのコラボ「Tunnel of Light」
2023年08月03日 14:59
社会
だが、それらは序章。クライマックスは終点の「ライトケープ(光の洞窟)」と名付けられたパノラマステーションだ。半円形の開口部全体がミラー状のステンレス板で覆われ、床には水が張られ、荒々しい岩と木々の緑が映り込む。水は数センチなので歩いて先端まで行くと、清津川を挟んでV字形に切り立った柱状節理の絶壁が眼前に広がる。幻想的かつ圧倒的な景観に溶け込みそうな気分だった。
帰路、気づいたのが、トンネル手前のエントランス施設「ペリスコープ(潜望鏡)」。1階がショップ&カフェで、2階の足湯に浸りながら見上げれば、天井の丸く開いたガラス張りの窓(潜望鏡)から清津峡の景色が差し込むという具合。建築家集団のこだわりに脱帽するしかなかった。
▽行かれる方へ 車は関越道塩沢石打ICから国道353号線で約25分。入坑料1000円。問い合わせは(電)025(763)4800。