43歳宮里優作「省エネ」で首位タイ浮上 6年ぶりVへ47歳小林と対決

2023年08月27日 04:41

ゴルフ

43歳宮里優作「省エネ」で首位タイ浮上 6年ぶりVへ47歳小林と対決
宮里優作 Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ第3日 ( 2023年8月26日    福岡県 芥屋GC=7216ヤード、パー72 )】 5打差の19位から出た宮里優作(43=フリー)が1イーグル、6バーディー、1ボギーでこの日ベストタイの65をマークし、通算14アンダーで小林正則(47=フリー)、宋永漢(ソン・ヨンハン、32=韓国)と並ぶ首位に浮上した。20代の若手が台頭する国内男子ツアーで、43歳のベテランが17年日本シリーズJTカップ以来、6年ぶりのツアー通算8勝目を目指す。
 真夏の戦いに、43歳の宮里は「省エネ」で立ち向かっている。「4日目にかけて飛距離が伸びる若手と張り合うとドツボ。いかに省エネで集中力を切らさないか」。最終18番パー5は第3打を2メートルに寄せてバーディー締め。正確性と経験を武器に65を叩き出し、V争いに割って入った。取材エリアに現れると、「まさか僕がここに来ると思わなかったでしょ?僕も思ってなかったから」と笑った。

 今大会からシャフトを0・75インチ短くした1Wを使い、ミート率を上げてより正確に飛ばす設定に変えた。15度の出場経験を生かし、無理にピンを狙わないマネジメントを徹底。この日のフェアウエーキープ、パーオン率ともに全体1位だった。

 17年の賞金王も今季は同ランク86位に沈む。トップ4には20代がずらりと並ぶ現状だが、「若手のおかげで刺激になっている」。2戦前にぎっくり腰も、試合のなかった2週間でリセットした。47歳の小林との最終日最終組で「加齢臭漂う組み合わせ」と笑いつつ、「攻めていかないと勝てない」。43歳が6年ぶりの優勝杯をつかみにいく。

おすすめテーマ

2023年08月27日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム