ラグビー日本代表、W杯前最後のテストマッチは黒星 イタリアに21―42で敗れる

2023年08月27日 03:22

ラグビー

ラグビー日本代表、W杯前最後のテストマッチは黒星 イタリアに21―42で敗れる
W杯前最後の実戦・イタリア戦に臨むラグビー日本代表(ロイター)
 【ラグビーリポビタンDツアー2023 ( 2023年8月26日    イタリア・トレビーゾ )】 世界ランキング14位の日本代表は、同13位のイタリアに21―42で敗れ、W杯フランス大会(9月8日開幕)前最後の実戦を白星で締めくくることができなかった。W杯前の実戦全6試合を終え、1勝5敗。今後はイタリアで調整した後、フランスへ移動し、9月10日に1次リーグ初戦のチリ戦(トゥールーズ)に臨む。
 日本は前半6分、マイボールラインアウトのミスからイタリアにターンオーバーを許し、先制トライとコンバージョンを決められた。0―7の同16分にラインアウトを起点とし、WTBジョネ・ナイカブラ(BL東京)がトライ。しかし、その後のコンバージョンをSO李承信(神戸)が外し、同点とはならなかった。

 踏ん張りたい日本だったが、5―7の同21分には、モンターナ・イオアネ、アンジェ・カプオッツォの相手両WTBによる連係プレーでトライを奪われ失点。李承信は同34分と前半終了間際にPGを決めたが、2本のゴールキック失敗で精彩を欠き、11―17で試合を折り返した。

 後半は開始からリザーブ2選手を投入。ロックをヘル・ウヴェ(東京ベイ)からサウマキ・アマナキ(神戸)、SOを李承信から松田力也(埼玉)に交代した。だが、個人のミスが目立ち、連係面もかみ合わない。11―20の後半12分に敵陣ゴール右10メートル前でパスを受けたFB松島幸太朗(東京SG)がトライを奪うも、松田がコンバージョンに失敗。16―28の同31分には敵陣ゴール前の連続攻撃からCTBディラン・ライリー(埼玉)がトライを決めたが、コンバージョンで再び松田が外した。

 最後まで悪い流れを変えることはできず、W杯前最後の実戦は黒星。開幕まで残された時間は少ない。SO陣のキック精度の修正、連係面や戦術の立て直しが求められる。

 ▽日本代表のW杯1次リーグ日程

9月10日 チリ(トゥ―ルーズ)

9月17日 イングランド(ニース)

9月28日 サモア(トゥールーズ)

10月8日 アルゼンチン(ナント)

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