【世界陸上】リレー侍は5位で2大会ぶりメダル届かず 400mリレー サニブラウン「次は金メダルを」

2023年08月27日 04:43

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【世界陸上】リレー侍は5位で2大会ぶりメダル届かず 400mリレー サニブラウン「次は金メダルを」
優勝した米国・ライルズを横目に5位でゴールするサニブラウン(AP) Photo By AP
 【陸上・世界選手権第8日 ( 2023年8月26日    ハンガリー・ブダペスト )】 男子400メートルリレー決勝で、日本は37秒83で5位となり、2大会ぶりとなる表彰台には届かなかった。
 大外の9レーンから1走の坂井隆一郎(25=大阪ガス)が得意のスタートダッシュを決め、2走の柳田大輝(20=東洋大)へ。柳田がつなぎ、3走の小池祐貴(28=住友電工)が隣のレーンを走る米国に食い下がった。しかしアンカーのサニブラウン・ハキーム(24=東レ)へのバトンパスでわずかにスムーズさを欠いた。サニブラウンが必死にジャマイカ、英国を追い上げたが届かず、5位からの巻き返しはかなわなかった。

 小池は「攻めた結果、あまりうまくいかなかったところもあって悔しい気持ちもありますが、みんなでピークをここに持ってこられたことは良かったと思う」と振り返り、サニブラウンは「みんな、やることを全てやって臨んだ決勝なので。悔しいですけど、この悔しい気持ちをしっかり生かして、次オリンピックがありますし、東京の世界陸上もある。しっかり調整して、次は金メダルを取れるように頑張っていきたい」と力強く視線を前に向けた。

 前日の予選もこの日と同様、坂井―柳田―小池―サニブラウンの布陣で臨み、1組で米国、ジャマイカに次ぐ3位。37秒71は、7月のダイヤモンドリーグでマークした37秒80を上回る今季ベストだったが、決勝で予選のタイムを上回ることはできなかった。

 昨年のオレゴン大会は予選でバトンミスがあって失格。坂井と柳田は、この悔しさを知っている。そして、昨年は100メートルで7位入賞したサニブラウンは不在。同種目で6位と順位を上げた今年、日本の大エースはしっかりとメンバーに名を連ねた。

 予選後、「(欠場した)昨年は悔しかったので、今年は勝ちたいな。個人種目とまた違った感覚。自分らはチャンスあるので、しっかり集中してバトンをつなげれば勝てると思う」とサニブラウン。決戦へ闘志を高めていたが、悔しい結末となった。

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