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重量挙げ・宮本昌典は6位 日本男子40年ぶりメダル届かず

2024年08月09日 04:50

重量挙げ

重量挙げ・宮本昌典は6位 日本男子40年ぶりメダル届かず
スナッチで151キロを記録した宮本(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第14日 重量挙げ ( 2024年8月8日    パリ南アリーナ )】 重量挙げの男子73キロ級が行われ、宮本昌典(27=東京国際大職)はスナッチ151キロ、ジャーク187キロで合計338キロとし、6位だった。84年ロサンゼルス大会で銅メダルを獲得した小高正宏以来、日本男子40年ぶりのメダルはならなかった。
 スナッチは1度目の試技で147キロを成功。2度目は151キロに重量を上げて挙げきった。3度目は155キロに挑戦したが、これは成功はならなかった。

 スナッチを6位として突入したジャークでは、1度目の試技で187キロに挑んだが挙げられず。2度目の挑戦で成功した。3度目は193キロに挑戦したが成功できなかった。

 64年東京、68年メキシコを連覇した東京国際大監督の三宅義信氏(84)に師事する。映像でのフォーム解析や、運動生理学に基づく筋力トレなどデータを駆使した指導が常識の時代だが、義信氏は感覚を重視。宮本は「義信さんは“今のフォームはこうだ”と主観で言う。そのアドバイスがはまる」と強調する。義信氏が監督を務めて3個の銅を獲得した84年ロサンゼルス五輪以来となる男子40年ぶりの表彰台を目指して練習してきた。

 小学6年からシドニー五輪代表の平良真理さん(現女子日本代表監督)のもとで重量挙げを始めた。競技開始間もない頃から平良さんのパイプで日本代表合宿に参加。義信氏の弟で68年メキシコ大会銅メダルの義行氏(78=現日本協会名誉会長)、義信氏の長女で女子48キロ級五輪2大会連続メダルの宏美さんの三宅親子からも多くを学んだ。

 21年東京五輪は開幕直前に体調を崩した影響もあり、銅メダルと7キロ差の7位に低迷。自己ベストなら表彰台に届いていた。国際連盟の選考ランキングは3位で「目標は日本人で義信さん以来となる金メダル。東京五輪でオリンピアンになっても義信さんに近づいた気はしなかった。メダルをとれば少しは近づけるかもしれない」と意気込んでいた。

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