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南出は15位 セーヌ川の水を「けっこう飲んだ」整腸剤で対策も オープンウオーター男子

2024年08月09日 18:30

水泳

南出は15位 セーヌ川の水を「けっこう飲んだ」整腸剤で対策も オープンウオーター男子
 男子10キロでゴールし笑顔の南出大伸(右)=パリ(共同) Photo By 共同
 【パリ五輪第14日 水泳 オープンウオーター ( 2024年8月9日    アレクサンドル3世橋 )】 水泳のオープンウオーター(OWS)は9日に男子10キロを行い、2大会連続出場の南出大伸(28=木下グループ)は1時間56分57秒3で15位だった。目標の8位入賞を逃し、21年東京五輪の13位からも順位を下げたが「入賞の目標は達成できずに悔しいところはあるが、自分の技術は全部出し切れた」と充実感をにじませた。
 アレクサンドル3世橋とアルマ橋間の1・67キロを6周するコース。懸念されていたセーヌ川の水質が最新の検査で基準に達したため、競技は予定どおり実施された。水質問題の影響もあり、レース前に2人が出場を辞退。レース中も4人が棄権する過酷な展開となった。水は緑色ににごっていたが、気になるほどの悪臭はなかった。

 南出は1周目は先頭集団に後方で食らいついたが、徐々に遅れた。混戦では激しいボディーコンタクトが当たり前の競技。2週目と3週目に入る前に意図的に脚を引っ張られたこともあり「水をけっこう飲んだ。1周に1回ぐらいのペースで飲んだ」と苦笑い。レース前から整腸剤を飲んで対策しており「レース当日さえ大丈夫なら大丈夫と自分に言い聞かせていた。もし明日、体調不良になっても仕方ない。引き続き整腸剤を飲みたい」と語った。

 パリ中心街の開催にこだわり水質が問題化した一方で、注目度が上がるメリットもあった。この日も川沿いから大歓声が送られ、南出は「水質に関しては上が決めたことなので、特に気にすることなくレースをできた。声援がすごく聞こえて力になった。パリという素晴らしい場所で泳げて光栄」と強調。レース後は小学生時代から同じスイミングスクールに通った先輩の吉田龍平コーチ(29)とエッフェル塔をバックに記念撮影して自身2度目の五輪を終えた。

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