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レスリング・元木咲良が準決勝進出決めた!父が届かなかった五輪メダル確定まであと1勝 初戦は秒殺

2024年08月09日 20:12

レスリング

レスリング・元木咲良が準決勝進出決めた!父が届かなかった五輪メダル確定まであと1勝 初戦は秒殺
準決勝進出を決めた元木咲良(ロイター)
 【パリ五輪第15日 レスリング ( 2024年8月9日    シャンドマルス・アリーナ )】 女子62キロ級の元木咲良(22=育英大助手)が9日、準々決勝でアナパウラ・ゴディネスゴンサレス(カナダ)テクニカルスペリオリティー勝ち。パリ2戦目も圧倒的な強さを見せつけ準決勝進出を決めた。
 初五輪は衝撃の秒殺デビューだった。開始早々、高速タックルを決めるとそのまま一気にフォール勝ち。あっという間の圧勝劇に会場から歓声が沸いた。声援に元木も手を挙げ笑顔。続くパリ2戦目も勝利し、準決勝に駒を進めた。初戦から一転、第1ピリオドは相手の動きを見極めながら1―0で折り返すと、第2ピリオド開始35秒にタックルからバックを奪い、アンクルホールドからローリング4度で一気に試合を決めた。

 父・康年さんは00年シドニー五輪のグレコローマン63キロ級代表。父娘五輪出場を果たした元木が、親子悲願のメダル獲得へあと1勝とした。

 ◇元木 咲良(もとき・さくら)2002年(平14)2月20日生まれ、埼玉県出身の22歳。埼玉栄高、育英大を経て、今年4月から育英大助手。おむつが取れたころに父も指導する和光クラブで開始。中学校時代まで目立った成績は残せなかったが、高2だった18年の世界カデ選手権で優勝し、頭角を現す。22年の全日本選抜選手権では59キロ級で初の日本一。同年は世界ジュニア選手権を制し、世界選手権でも3位。その後に五輪階級の62キロ級に上げると、23年世界選手権で2位に入り、パリ五輪代表に内定した。家族は00年シドニー五輪男子グレコローマンスタイル63キロ級代表の康年さん、母、妹。

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