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レスリング・高谷大地が準決勝進出!元世界王者討ち「マジで?やばっ!」自身もビックリ2戦連続圧勝

2024年08月09日 19:57

レスリング

レスリング・高谷大地が準決勝進出!元世界王者討ち「マジで?やばっ!」自身もビックリ2戦連続圧勝
準決勝進出を決めガッツポーズを見せる高谷大地(AP) Photo By AP
 【パリ五輪第15日 レスリング ( 2024年8月9日    シャンドマルス・アリーナ )】 男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(29=自衛隊)が9日、準々決勝でヘティク・ツァボロフ(セルビア)を下し、準決勝進出を決めた。
 五輪デビューとなった初戦の2回戦では、2大会ぶり3度目の五輪出場を果たした40歳“キューバの怪人”に10―0でテクニカルスペリオリティー勝ち。会心の勝利を挙げた高谷が、勢いそのまま準々決勝も突破した。

 初戦と同じく低い姿勢からタックルを仕掛ける高谷は、開始1分で4ポイントを獲得。攻撃を緩めず、最後はリフトからの大技で2戦連続のテクニカルスペリオリティー勝ち。マットを下りる際に「マジで?やばっ!」と自身も驚く圧勝劇。第1ピリオドで決着をつけ笑顔を見せた。

 パリ五輪内定が決まった際に「自分が五輪に出るなんて、普通に不可能なことだと思っていた。一つずつ積み重ねて結果に結びついたので、純粋にうれしい」と素直な思いを語っていた高谷。12年ロンドン大会から3大会連続で五輪に出場し、今大会は86キロ級代表争いで石黒隼人(自衛隊)に敗れた「タックル王子」こと兄の惣亮が届かなかった五輪のメダル確定にあと1勝とした。

 ◇高谷 大地(たかたに・だいち)1994年(平6)11月22日生まれ、京都府出身の29歳。兄の影響で小1から競技を始める。京都・網野高から拓大に進み、13年全日本選抜60キロ級で初優勝。14年の世界選手権は65キロ級で初出場し7位、昨年は74キロ級で10位だった。自衛隊所属。1メートル66。3兄弟の三男で、次兄は五輪3大会連続代表の惣亮。

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