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張本美和 前日に悲劇的敗戦、泣き崩れた兄・智和気遣う「お兄ちゃんも悔しかったと思う」

2024年08月09日 05:53

卓球

張本美和 前日に悲劇的敗戦、泣き崩れた兄・智和気遣う「お兄ちゃんも悔しかったと思う」
<パリ五輪 卓球女子団体準決勝>決勝進出を決め涙する張本美(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第14日 卓球 ( 2024年8月8日    パリ南アリーナ )】 卓球女子団体戦の準決勝で、日本がドイツを3―1で下して決勝に進出し、銀メダル以上を確定させた。12年ロンドン銀、16年リオ銅、21年東京銀に続く4大会連続表彰台となる。
 16歳・張本美和(木下グループ)が失意の後に奮起した。第2試合のシングルスでまさかのストレート負け。渡辺監督も「予想外。五輪だな、と」と驚く今大会3試合目での初黒星だったが、早田ひな(日本生命)と平野美宇(木下グループ)から声をかけられて、第4試合を制してチームの決勝進出を決めた。

 前日(7日)の男子準決勝では、兄・智和が最終第5試合で悲劇的な逆転負けを喫し、コートに突っ伏して泣き崩れた。美和はこの試合について「しっかりは見られていなくて。得点を見ていて、結果を見てすぐに寝ました。お兄ちゃんも悔しかったと思う」と話した。

 9日は兄がフランスとの3位決定戦を戦い、妹は10日に中国に挑む。きょうだいメダルの夢は、兄に託された。

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