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オープンウオーター15位の南出、セーヌ川の水は「1周に1回飲んだ」体調不良も覚悟「整腸剤のみたい」

2024年08月09日 16:38

水泳

オープンウオーター15位の南出、セーヌ川の水は「1周に1回飲んだ」体調不良も覚悟「整腸剤のみたい」
 男子10キロ 力泳する南出大伸=パリ(共同) Photo By 共同
 【パリ五輪第14日 水泳 オープンウオーター ( 2024年8月9日    アレクサンドル3世橋 )】 水泳のオープンウオーター(マラソンスイミング)男子10キロがセーヌ川で行われ、南出大伸(28=木下グループ)は1時間56分57秒3で15位だった。東京五輪銀メダルのクリシュトフ・ラショブスキ(27=ハンガリー)が1時間50分52秒7で初優勝した。 【試合結果(速報)
 アレクサンドル3世橋とアルマ橋間の1.67キロのコースを6周するレースで、南出は先頭から徐々に離された。3キロ付近までは20位台だったが、後半に巻き返して6.6キロでは12位まで浮上。途中棄権4人の過酷なレースを戦い抜いた。

 ▼南出 水をけっこう飲みました。1周に1回ぐらい水を飲んだ(コースは6周)。明日以降、体調不良になっても仕方ない。引き続き整腸剤をのみたい。入賞の目標は達成できなかったが、自分の力は出し切れた。

 懸念されていたセーヌ川の水質が最新の検査で基準に達したため、競技は予定どおり開催。一方、スウェーデンから唯一出場予定だったビクトル・ヨハンソン(25)は水質を懸念して棄権した。今大会の競泳男子400、800、1500メートルに出場したヨハンソンは、セーヌ川で行われたトライアスロンの自国選手が「体調を崩していることは確か」とし、「トライアスロンでセーヌ川にいるのは20分くらいだが、我々は2時間も水の中にいなければならない」と話した。

 1923年から遊泳禁止となっていたセーヌ川を巡っては、パリ市が約14億ユーロ(約2200億円)を投入して水質改善にあたったが、五輪開幕後は降雨の影響で水質が悪化。トライアスロンは公式練習が4回中止になったほか、男子のレースが1日延期された。レース後には各国で体調不良を訴える選手が続出し、ベルギーは混合リレーを棄権。6日に予定されていたオープンウオーターの公式練習も中止となったが、8日の女子10キロは予定どおり開催された。

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