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【レスリング】20歳の藤波朱理「飲みたいより食べたいが勝った」前夜は祝杯あげず パリ五輪

2024年08月09日 19:20

レスリング

【レスリング】20歳の藤波朱理「飲みたいより食べたいが勝った」前夜は祝杯あげず パリ五輪
<パリ五輪 レスリング>一夜明け会見で笑顔を見せる藤波朱理(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 パリ五輪のレスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理(20=日体大)が激戦から一夜明けた9日、パリ市内のチームジャパンハウスで会見に臨み、「小さい時からずっと夢見た五輪で試合ができて、想像していた以上に最高の舞台で、楽しんで試合ができた。やっぱり最高の舞台だったな、ここを目指してやってきて良かったなと思います」としみじみと喜びをかみ締めた。
 前夜は試合後、父の俊一コーチや日本から応援に駆け付けていた母の千夏さんらと食事を共にした。昨年11月11日に20歳の誕生日を迎え、お酒を飲める年齢になったものの「パリのシャンパンを飲みたい」と我慢していた藤波。ついに解禁したかと思いきや、「その予定でしたけど、試合で疲れてしまって、飲みたいよりも食べたいが勝って、昨日は飲みませんでした」と苦笑いして明かした。

 その一方で、温めている“乾杯プラン”もある。10日には女子76キロ級に公私とも仲が良く、選手村でも同部屋の鏡優翔(サントリー)が登場。大会最終日の11日にメダルマッチが行われる。前夜の決勝も自身の試合前にも関わらず、会場に応援に駆け付けてくれた2学年上の先輩であり親友と熱い抱擁を交わした藤波は、「優翔さんと2024年初のお酒を飲みたいと思っていて、試合を目に焼き付けて、その後に乾杯したい」と心待ちにした。

 まだ20歳。日本女子のエースとして今後の活躍にも期待が膨らむが、パリ五輪前はその後の目標や競技生活について多くを語ってこなかった。この日は「しっかり心と体を休めて、1回リセットしたい」と前置きした上で、「自分は強くなれると五輪を通して感じましたし、もっともっと上を目指して挑戦したい思いはあります」と4年後への意欲を示した。

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