千賀 6回途中4失点で5敗目も「全体的には前向きな内容」 初対戦ハーパーは「やっぱりスターだなと」

2023年06月24日 13:10

野球

千賀 6回途中4失点で5敗目も「全体的には前向きな内容」 初対戦ハーパーは「やっぱりスターだなと」
メッツ先発の千賀(AP) Photo By AP
 メッツの千賀滉大投手(30)が23日(日本時間24日)、 敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に先発し、5回1/3を投げて5安打4失点(自責点2)3四球6三振だった。メッツは1―5で敗れ、千賀は5敗目(6勝)を喫した。
 初回、先頭打者を中堅手の失策で出すと、1死1、2塁から4番ハーパーの左前への小飛球が適時打になって先制点を許した。その後、一死満塁からストットの中犠飛で2失点目。以降は立ち直り、テンポのいい投球を続けた。

 6回1死から、この日初めての連打で1死一、三塁となったところで降板。リリーフ投手が走者を還したために4失点となった。鋭い当たりはごく少なく、またも悪天候の中で全体に不運な印象の残る登板だった。メッツはこれで3連敗。千賀の防御率は3.53となっている。

 千賀との一問一答は以下の通り。

 ――今日の登板を振り返って。
 「天気も悪い中の登板だったんですけど、先発ピッチャーとして、チームが勝つためには先に点を与えないということがやっぱり大切になってくると思っています。今日もまた先に点をやってしまったので、その辺に関して、もっと立ち上がり、最初の方からしっかり入れる準備をしたいなと思いました」

 ――いい球を投げて討ち取ったと思った打球が落ちてしまうことの難しさは。
 「ミスは誰でもありますし、ああいうところを粘ってこそ、またチームに勢いが出るピッチングになると思って僕はマウンドに上がっています。そういうことをできるような投手でありたいなと思いました」

 ――チームは負けが増えているが、どうしたら改善していけるか。
 「僕も含めてチームもみんなそうだと思いますけど、勝ちたいという気持ちで試合をしていることは間違いないですし、負けることに対して悔しいという気持ちはみんな持っていると思います。1つ1つ、やっぱりミスした方が負けるっていうところ。僕のミスだったらロケーションミスだったり四球だったりところですし、野手の人もみんながミスを少しずつ減らしていくことが勝ちにつながるんじゃないかなと思います」

 ――フィリーズとは2度目の対戦。初対戦の時との違いは。
 「お互いにこれからデータの追っかけあいだと思いますし、それに関しては日本でも変わらないと思っています。自分がミスしたら打たれますし、そうじゃなかったら抑えられる。ミスをなくさないとなと思います」

 ――ハードヒットは数少なく、内容は悪くなかったのでは。
 「本当にハードコンタクトは少なかったですし、自分のやりたいこと、ミーティングで話したことっていうことに関してはしっかりやっていけたので、全体的にはすごい前向きな内容だと思います。ちょっとしたミスだったり、僕のミスもそうですし、野手もそうですし、そういうところでチームがなかなか乗り切れない。自分のミスも野手のミスもしっかりカバーできるようになっていったら、勝ちが近づくと思うので、それに対してはまだ自分に厳しくやっていきたいなと思います」

 ――ブライス・ハーパーとは初対戦。初回の不運の適時打のあと、第3打席では三振も取った。
 「やっぱりスターだなと思いながらマウンドにいました。もちろん怖いですけど、投げるのを楽しみにしていた選手の1人。ああいう選手とこれからしっかりやっていけるように、僕自身ももっともっとレベルアップしていけるように、ああいうバッターをしっかり抑えていけるようにしたいなと改めて思いました」

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