「2部の二刀流」太成学院大・田中が151キロ「どれだけ通用するか、いい経験」5球団スカウトにアピール

2023年06月24日 20:17

野球

「2部の二刀流」太成学院大・田中が151キロ「どれだけ通用するか、いい経験」5球団スカウトにアピール
<関西学生・近畿学生>5番手として登板し、3回1失点に抑えた太成学院大・田中大聖(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦   近畿学生4―10関西学生 ( 2023年6月24日    わかさスタジアム京都 )】 近畿学生は、関西学生に4―10で敗れて、25日の3位決定戦に回った。
 敗戦の中でひと際存在感を放ったのが、投打二刀流でプロ注目の太成学院大・田中大聖(4年)だ。5番手として3―9の5回から登板し、3回1安打1失点(自責0)と力投した。

 「力が入りました。抑えたい気持ちが強かった。レベルが高い中で楽しくできました」

 直球は151キロを計測。1イニング目の5回先頭からプロ注目の桃谷惟吹(4年)、今春リーグ戦首位打者の同大・松井涼太(4年)を抑えて波に乗った。3イニング目の7回に許した右犠飛を唯一の失点。「どれだけ通用するかを試せるいい経験。やることは変わらないので、気負いなく臨みました」と充実感を漂わせた。

 最速153キロ右腕かつ大学通算6発を誇る投打二刀流。2部リーグ所属ながら、プロ注目選手として、NPB5球団のスカウトが熱視線を送った。「自分が持っている力しか見せられない。アピールどうこうは関係なく、やれることをやろうと思った」と振り返った。

 ◇田中 大聖(たなか・やまと)2002年(平14)1月29日生まれ、大阪府藤井寺市出身の21歳。小学2年に小山ジャンボで野球を始めて三塁手。中学は河南シニアに所属。鶴岡東では1年秋にベンチ入りし、3年夏は背番号18で甲子園出場。太成学院大ではリーグ戦ベストナインを3度受賞。50メートル走5秒7、遠投120メートル。1メートル78、95キロ。右投げ左打ち。

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