巨人・吉川、中田翔が見せた高度な併殺プレー「冷静にできたのかな」

2023年06月24日 07:05

野球

巨人・吉川、中田翔が見せた高度な併殺プレー「冷静にできたのかな」
<広・巨>8回、犠飛の中田翔はナインの出迎えにバットで応える (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人5―3広島 ( 2023年6月23日    マツダ )】 一瞬の迷いも許されないプレーだった。2―0の2回無死一塁。広島・堂林の放ったハーフライナーを、巨人の二塁手・吉川がわざとショートバウンドで捕球し、一塁へ送球。中田翔がベースに戻っていた一塁走者にタッチしてからベースを踏み、打者走者もアウト。併殺を完成させた。
 ショートバウンドで捕球する技術はもちろん、このプレーでは一塁手の動きが難しい。仮に中田翔が一塁ベースを踏みながら送球を受けていれば、一塁走者はアウトにはならず、併殺は完成しないからだ。

 「(吉川)尚輝の落下地点の入り方が怪しかったのでショーバン(ショートバウンド)で捕るというのが分かった。ちょっとテンパったけど、あそこは冷静にできたのかなと思います。ランナーもいるしベースを踏みがちですけど、焦らずに。あそこでベースを踏んでしまったらゲッツーにならないので」

 豪快な打撃だけではない。5度のゴールデングラブ賞を誇る中田翔が見せた、守備でのビッグプレーだった。

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