新庄ハム 奇策不発でサヨナラ負け…石井2連続スクイズ失敗の“珍プレー”が明暗分ける

2023年06月24日 17:05

野球

新庄ハム 奇策不発でサヨナラ負け…石井2連続スクイズ失敗の“珍プレー”が明暗分ける
<ロ・日>9回1死三塁、石井はスリーバントスクイズも空振り(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   日本ハム4ー5ロッテ ( 2023年6月24日    ZOZOマリン )】 日本ハムは24日のロッテ戦(ZOZOマリン)に4―5で敗れ、連勝が5でストップ。9回スリーバントスクイズという奇策が不発に終わるなど好機を生かせず、手痛いサヨナラ負けを喫した。
 新庄監督はこの日、途中加入のハンソンを今季初めて遊撃手としてスタメン起用。すると初回の守備でいきなり失策を記録。無死一塁から友杉の正面の打球を捕球しきれず“お手玉”。慌てて二塁へ送球するも間に合わず痛恨の併殺失敗。守備には定評のあるハンソンだったが、これが来日初失策となった。

 先発の上沢は死球や味方の失策など、初回からいきなり無死満塁のピンチを迎えたが、ポランコの一ゴロの間の1点のみに抑えホッとしたような笑顔を浮かべた。すると打線が直後に逆転。1死二、三塁でハンソンが“汚名返上”となる同点適時打を放つと、続く江越が逆転となる左前適時打。石井にも適時打が生まれ、この回3点を挙げリードを奪った。

 打線の援護を受けた上沢だったが4―1の4回、山口に6号2ランを被弾。1点差に迫られると6回にはポランコにも8号ソロを浴び、同点に追いつかれてしまった。それでも7回を投げ切り、打者28人に対し100球、被安打6、被本塁打2、奪三振4、与四死球1の4失点(自責点3)と試合を作った。

 同点で迎えた9回、途中出場の上川畑が“守護神”益田から左中間を破る二塁打で出塁。江越の犠打野選などもあり無死二、三塁のチャンス到来。しかし、スクイズを狙った石井が4球目を外されバットに当てられず。飛び出した三走・上川畑は三本間に挟まれ1アウト。1死三塁となってしまいフルカウントから石井が再びスクイズを狙うも、今度は明確に外に大きく外され2連続の失敗。石井はスリーバントスクイズ失敗、三走・江越は再び三本間に挟まれタッチアウト。勝ち越しの絶好機が連続スクイズ失敗により、まさかの3者凡退に終わる“珍プレー”が生まれた。

 するとその裏、3番手の宮西が1死二、三塁から安田に左犠飛を許しサヨナラ負け。9回の攻防が明暗を分け、連勝が5で止まった。

おすすめテーマ

2023年06月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム