トレード市場 買い手で有利な立場はオリオールズ、GMの心配は「品薄で法外な値段になること」

2023年07月09日 13:21

野球

トレード市場 買い手で有利な立場はオリオールズ、GMの心配は「品薄で法外な値段になること」
オリオールズのウェストバーグ(ロイター)
 オリオールズのマイク・エライアスGMがスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者に、「うちのシステムには他球団にアピールする若手タレントがたくさんいる。しかし、売り手市場の幅と深さがいまひとつ分からない」と明かしている。
 1年前のこの時期、オリオールズがポストシーズンに出る確率は2・1%で、結果、トレイ・マンシーニとホルヘ・ロペスをトレードで放出、売る側に回った。

 しかし、今年は確率62・4%で、確実に買う側になる。欲しいのは先発投手と7回を任せられるリリーフ投手だ。彼が危惧しているのは良い投手が市場にあまり出てこないことで、結果、法外な値段になってしまうことだ。

 魅力的な若手内野手がたくさんいいる。ジョーダン・ウェストバーグ内野手(24)は6月下旬に昇格、36打席に立って、打率・323、OPS(出塁率+長打率)・901と活躍している。ポジションは二塁と三塁だが、オリオールズでは将来的にガナー・ヘンダーソン(22)かジャクソン・ホリディ(19)のどちらかが正遊撃手の座をつかみ、敗れた方は二塁か三塁に回る。

 コビー・メイヨ(21)は今は2AにいてOPS1・024だが、将来的にメジャーの一塁手か三塁手だ。ヘストン・カースタッド、ジョイ・オルティス、シザー・プリエト、コナー・ノービーも評判が良い。このようにファームに良い若手内野手が余っている状態。ゆえに、トレード市場に投手の誰が並んでも、獲得に有利な立場にあると予想されている。

 オリオールズはここまで53勝35敗、ア・リーグ東地区では2位、ワイルドカード争いではトップの位置にいる。

おすすめテーマ

2023年07月09日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム