巨人・菅野 東京ドームでのDeNA戦10連勝 貫禄見せた7回零封!お立ち台ではドラ1浅野“いじり”

2023年07月09日 05:30

野球

巨人・菅野 東京ドームでのDeNA戦10連勝 貫禄見せた7回零封!お立ち台ではドラ1浅野“いじり”
<巨・D>2勝目の菅野はファンの声援に応える(撮影・西川 祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人6-0DeNA ( 2023年7月8日    東京D )】 本拠地・東京ドームで今季初のお立ち台。巨人・菅野は「(野手は)よく打ってくれましたけど、浅野は守ってくれませんでした」とデビュー戦の緊張から右翼守備で転倒したドラフト1位ルーキーをいじった。
 もちろん、冗談。続けて、こう言った。「18歳とは思えないような立ち居振る舞いというか、堂々としている。彼が凄い選手になった時に、あの時マウンドに立っていたのは自分だと自慢できるように頑張ってほしい」。大黒柱と高卒新人の関係だが、2軍調整中にジャイアンツ球場で何度も何度も会話を重ねてきた。若武者に注ぐまなざしは歴戦の大エースらしく温かかった。

 今季4度目の先発マウンドは、2度の併殺打を打たせるなど7回6安打無失点で、昨年9月19日のDeNA戦以来、292日ぶりとなる今季本拠地初勝利。東京ドームでのDeNA戦の連勝は10に伸びた。原監督は「だいぶ真っすぐに自信が出てきている。いい兆し」と評した。

 手応えのある球種に関して「基本的に全部ありますよ。その日その日で。全体的に平均点以上だと思う」と言う。スライダー、カットボールと曲がり球が得意な右腕だが、今季は140キロ前後のフォークが効いている。2回無死一塁では、リーグで最も三振の少ない首位打者の宮崎から空振り三振。4試合で計52球を投じ、許した安打は1本のみ。右肘の張りで開幕は2軍で迎え、フォームの微調整を重ねた中で、フォークの変化には当初から手応えを感じていた。

 阪神、DeNA、広島のリーグ上位3球団が全て敗れ、首位阪神とは3・5ゲーム差で、3位広島とは0・5ゲーム差に縮めた。「僕自身はまだ始まったばかり。今日みたいな投球を続けられるように」と後半戦の勝負どころを見据えた。(川島 毅洋)

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