大谷翔平　32号2ランでサイクル王手…あと二塁打も犠飛、3安打で・302　エ軍5連敗4月以来の借金

2023年07月09日 12:10

野球

大谷翔平　32号2ランでサイクル王手…あと二塁打も犠飛、3安打で・302　エ軍5連敗4月以来の借金 — ＜ドジャース・エンゼルス＞7回、大谷は2ランを放つ（撮影・沢田　明徳） Photo By スポニチ

【インターリーグエンゼルス5―10ドジャース（ 2023年7月8日ロサンゼルス）】エンゼルスの大谷翔平投手（29）が8日（日本時間9日）、本拠地ロサンゼルスでのドジャース戦に「1番・DH」で先発出場。7回の第4打席に5試合ぶりの本塁打となる32号2ランを放った。また、今季11回目の1試合3安打“猛打賞”もマークして打率は・302に上昇、サイクル安打に王手をかけた。チームは5―10で大敗して今季ワーストの5連敗、4月以来の借金1で前半戦を折り返すことになった。

　チーム勝率5割で迎えた前半最終戦。大谷は初回無死の第1打席で、ド軍の先発左腕ベシアの初球外角直球を中前打し、2試合連続安打とした。前日7日（8日）にもベシアと対戦し、外角直球で見逃し三振に仕留められていたが、この日は見事に中前にはじき返した。6点を追う3回の第2打席では右腕グローブと対戦し、1ボール1ストライクから高めの直球を右中間にはじき返し、快足を飛ばして今季メジャー最多6本目の三塁打。今季26回目のマルチ安打を記録した。

　6回無死の第3打席は中飛だったが、7回2死一塁の第4打席でグローブの投球を完ぺきに捉える中越え32号2ラン。米国時間5日に29歳を迎えたばかりで“29歳＆ドジャースタジアム初アーチ”だ。飛距離は433フィート（約132メートル）で、打球速度は105・2マイル（時速約169・3キロ）、打球角度は29度。2日（同3日）のダイヤモンドバックス戦で右越えソロを放って以来5試合ぶりの本塁打で、両リーグ単独トップ、ア・リーグでは2位のロベルト（ホワイトソックス）に6本差と“キング独走”状態。シーズン58発ペースとなった。また、6月28日（同29日）のホワイトソックス戦で3安打して以来9試合ぶり今季11回目の1試合3安打となった。あと二塁打が出れば、サイクル安打だったが、左腕ハドソンと対戦した9回1死満塁の第5打席は左犠飛だった。

　通算の打撃成績は、89試合で341打数103安打、32本塁打、71打点、打率・302、11盗塁、投手成績は17試合で7勝4敗、防御率3・32となった。