阪神・森下が初「1番」初「中堅」も打撃は不発 リーグ最多6個目の死球、守備では強肩発動も

2023年07月09日 05:15

野球

阪神・森下が初「1番」初「中堅」も打撃は不発 リーグ最多6個目の死球、守備では強肩発動も
<神・ヤ>9回2死一塁、森下は三振に倒れる(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2ー3ヤクルト ( 2023年7月8日    甲子園 )】 1点差に追い上げた9回、なお2死一塁。5打席目を数えた阪神・森下はカウント2―2から田口のチェンジアップに片膝をついて空振り三振に倒れた。初めて「1番」に座り、初めて「中堅」を守った一戦。結果がついてこなかった。
 「今日は監督から積極的にいけと言われていた。いつも通り、どんどん自分らしさを出していこうと思っていた」

 らしさは随所で出た。初回は岡田監督の言葉を体現して1ボールから第1ストライクを強振。右中間への痛烈な飛球はサンタナに好捕された。1点劣勢の3回1死三塁の同点機ではピーターズの内角直球が左肘をかすって死球。6死球は239打席の巨人・吉川と並んでリーグ最多を数える。まだ92打席を思えば“逃げない姿勢”は特筆ものだ。

 守備でも魅せた。7回から右翼に回り、8回無死一塁から村上の右前打では三塁を狙った丸山和をノーバウンド送球で刺した。外野補殺は2度目で直接送球では初めて。「実戦でああいうプレーが出たのは、自信につながる」。ただ、期待のかかる肝心の打棒で不発。近本の右肋骨骨折による離脱で巡ってきた出番だけに岡田監督は「結果を出さなあかんのちゃうの。俺、ずっと我慢してるんやで」と不満を募らせた。

 もちろん、誰よりも本人が納得していない。「今日は結果が出なかった。内容的には次につながる内容もあった。つなげていきたい」と必死に前を向いた。落ち込んでいる暇はない。(石崎 祥平)

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