トヨタ自動車、4年ぶり決勝進出!豊田章男会長「勝たないとダメ」さあ7年ぶり頂点へ

2023年07月25日 05:30

野球

トヨタ自動車、4年ぶり決勝進出!豊田章男会長「勝たないとダメ」さあ7年ぶり頂点へ
<JR東日本・トヨタ自動車>決勝進出を決めたナインを激励するトヨタ自動車の豊田章男会長(左)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【第94回都市対抗野球第11日 準決勝   トヨタ自動車(豊田市)3―1JR東日本(東京都) ( 2023年7月24日    東京D )】 準決勝2試合が行われた。トヨタ自動車(豊田市)はJR東日本(東京都)を3―1で下し、2019年以来4年ぶりに決勝に進出。関東地区の強豪を次々に下して試合ごとに成長してきたチームは16年以来、7年ぶり2度目の頂点に王手をかけた。ヤマハ(浜松市)は2―0で王子(春日井市)に勝利。01年以来、22年ぶりとなる東海勢の頂上決戦となった。
 右翼フェンス上部の電光掲示には「勝つぞ!」の文字が10個も並び、最後には「豊田章男」の文字。トヨタ自動車ナインがこれを見たら、負けるわけにはいかない。会長の猛烈な激励に勝利で応えて、19年以来4年ぶりの決勝進出。藤原航平監督は「よく守ったという感じ。関東のチームに4連勝?そこを倒さないと都市対抗の制覇はない」と胸を張った。

 試合直後、初戦では「勝ったらごほうび!会長豊田章男」と毎試合違う文字を準備した豊田会長は背番号「00」のユニホーム姿で勝利に沸くベンチを訪問。監督、選手らに「君たちは一つ前の野球を変えようとしている。そして勝つことで証明している。トヨタの使命はラグビーもソフトボールも世界のレベルに近づけること。トヨタのアスリートは勝たないとダメなんです」と熱く語りかけた。

 豊田会長は犠打を絡めて1点を狙う野球を“一つ前の野球”と捉える。この日も初回に先頭が失策で出塁すると犠打のそぶりも見せずに強攻。連打で無死満塁として犠飛と適時打で2点を奪った。堅守と強気に攻めるスタイルを貫き優勝経験のある4チームをいずれも最少失点で下した。

 名門復活への契機は20、21年の初戦敗退。常に安定した力を発揮するため藤原監督は「まず球際に強くなろうからスタートした」と振り返る。そして「都市対抗3連覇にはどうする?」と選手間で話し合わせ自立心も促した。昨年の4強入りに続く快進撃。きょう25日の決勝は01年以来となる東海勢の対決だ。

 「相手どうのより自分の野球をするだけ」と藤原監督。昨年の日本選手権に続く「秋夏連覇」へあと1勝。16年以来、7年ぶり2度目の頂点を見据える。(落合 紳哉)

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