「キムJ」からもらった刺激 ソフトB・又吉もうなる丁寧な練習と人柄の木村光 次は1軍で飛躍を

2023年07月25日 14:30

野球

「キムJ」からもらった刺激 ソフトB・又吉もうなる丁寧な練習と人柄の木村光 次は1軍で飛躍を
支配下選手登録会見に臨むキムJこと木村光(又吉広報撮影) Photo By 提供写真
 【又吉広報の撮れたて直行便 】 1軍に上がる準備はできています。最近、動作解析もしてフォームから問題はなかった。打者をどう抑えるかもできていて、大量点は取られていません。直球の最速は148キロまで戻り、平均145キロは出ています。ただ、決めるのは自分ではないし、呼ばれてもいません。まだ足りないところもあると思って、突き詰めています。
 選手名を呼ばれて、ガツガツと僕もやらないとな、と刺激になったことがありました。「キムJ」こと木村光が育成から支配下登録されました。笑顔の写真は支配下会見のときのものですね。4月末に僕が2軍に来て、育成から支配下になるまで見続けられた。見事にチャンスをつかんだ。負けたくはないが凄いなと思いましたね。

 なぜ「キムJ」と呼ばれているかは分からないんですよ。僕が2軍に来たときから、みんな「キムJ」って呼んでましたね。印象として、一つ一つが丁寧な子ですね。キャッチボールから丁寧で、絶対に暴投をしない。変なところに投げたところを見たことがないです。どういう球を投げればいいかを考えていますね。中継ぎから先発を経験しましたが、うまくアジャストできて、満遍なくこなせていました。適応能力が高い印象でした。

 キムJと同じ佛教大出身の大野雄大さん(中日)からも、連絡をもらいました。「木村(光)くん、やったねー」と支配下になったことを喜んでいましたよ。人間としても木村光は丁寧です。人に対する対応もいい。俺が、俺がというタイプではありません。でも先発では長いイニングを投げたいと言っています。そこはギャップを感じるところでもありますね。

 人が良さそうで小柄、おっとりしていますがトレーニングからしっかりとしています。スライダー、カーブのコントロールが良くて勢いを感じていましたね。ただ支配下になることが目的ではなく、1軍で投げ続けることを目標にしないと。上がったからこそ成績を残さないといけない。

 いろいろと言っていますが当然、僕もそうです。まだ昇格枠の中に上がってきていないということです。一番、練習をして、一番の成績を残さないと。1軍に上がったときは成績を残さないと。次、1軍に上がった時、ダメならば今年一年ダメだったと思うくらいの覚悟で、危機感を持ってやろうと思っています。昇格候補の枠には若手もたくさんいる。待っていても順番は回ってこないので。神頼みではないですけど真剣にやれることをやっていこうと思っています。 (ソフトバンク投手)

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